マナーうんちく話950《出会いを活かす人、殺す人①》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:人間関係を良好にするマナー

このコラムの定番になりましたが、旧暦の二十四節季とそれを三等分した「七十二候」には、日本ならではの四季の移り変わりを端的に表現する言葉が沢山あります。

昨日の日本列島は大変温かい日になりましたが、七十二候では「霜止出苗(しもやみてなえいずる)」です。

米を主食にしている日本に最もなじみの深い言葉だと思いますが、ようやく霜が降りなくなって苗代で稲の苗が元気に育っていく」という意味です。
農家では、苗代作りに多忙になる頃です。

丁度《マナーうんちく話》のコラムを書き始めた頃に、野菜作りも始めましたが、既に5年経過しました。

いずれも年数は経過したものの、腕はさほど上達していません。

それはさて置き、野菜作りで注意しなければならないことは沢山あります。
特に「霜」には細心の注意が必要です。

それがやっとこの時期になると人安心できるわけです。
昔の人は長い年月の経験から、節目、節目にマッチした言葉を生み出し、それを後世にキチンと伝えたわけですね。

全ての人が読み書きできたわけではありませんので、非常に解りやすい言葉で伝えております。

たとえば「霜止出苗」の次は、4月30日頃からの「牡丹華(ぼたんはなさく)」ですが、殆ど毎年当たっています。

ところで、新たな出会いがあって、かれこれ一月が過ぎようとしていますが、その出会いが上手に生かせているでしょうか?

今までにも様々な出会いがあり、別れもあった事だと思います。

人生はその繰り返しだと思いますが、最初の出会いを上手に活かすか?殺すか?その差は大きいと思います。

出会いを活かせる人と、そうでない人の差はどこにあるのでしょうか?

○先ずは、出会いを自覚することではないでしょうか?
出会いに気付くといっても良いかもしれませんね。

○次に、その出会いを有効に生かす努力をすることが大切です。

勿論、このコラムでも何度も触れましたが「第一印象」はとても大切です。

第一印象のポイントは健康的に見えるか否かです。

健康的とは、清潔感の漂う身だしなみ、美しい姿勢、明るい表情、美しい立ち居振る舞い、明るく元気な言葉遣い等です。

加えて別の角度から見れば、不必要に相手を意識することなく、大らかな気持ちで接することも大切です。

つまりあまり緊張せず、委縮せず、リラックスした気分で共存するように心がけることも大切です。

次回に続きます。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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