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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話291≪子供のいじめは大人が原因≫

2012年7月28日

テーマ:マナーの心得

コラムカテゴリ:スクール・習い事

日本の未来を背負う子供たちで、「社会の基本的ルール」を理解できない子が増加している気がしてなりません。
ひとへに、大人のせいだと思いますが、皆さんはどのように思われていますか?

国際社会における、「学力の低下」もさることながら、「キレル子ども」、「不登校の子ども」、「暴力をふるう子ども」、「いじめに走る子ども」が後を絶ちませんね。

子供の学力の低下は、親の学力の低下が原因だと思います。
また、キレル子ども、不登校の子こども、暴力をふるう子ども、イジメに走る子どもの背景には、大人の社会で、利便性や物質的豊かさのみに絶対的価値が置かれたことが大きな原因ではないでしょうか?

そういえば、数年前までは、「いかにして勝ち組になるか?」等の自己啓発的な本が多く出版されたり、「金儲けで成功した人が時代の寵児」だともてはやされたりして、「思いやりの言葉」や、「支えあいの精神」「和の精神」等を口にするのが、気が引ける風潮がありました。

学校も、子育てに携わる親も、子どもの偏差値を最重要視し、思いやりのある子どもを育てようとする気運は感じられなかったような気がします。
今では、大いに反省の余地がありますね。

さらに、それ以前にも、世界に類を見ない高度経済成長の見返りとして、「公害」が発生したり、「離婚」や「自殺」や「アレルギー」が増えたり、挙句の果てには、家庭・地域・職場において、人と人との絆が失せてしまいました。

世界一贅沢なものを食し、平気で食べ残しをし、食品廃棄物をどんどん排出する世界一「飽食の国」にもなりました。加えて「孤食」「個食」現象が広がり、子どもの成長に大きな悪影響を与えました。

「何かおかしいぞ!」と気が付いた人も多かったわけですが、結局何も変わりませんでした。

「世界屈指の、豊かさや、便利さを手に入れることができたのだから、少々のことは我慢しなさい」という理屈が働いたせいでしょうか?

このように、バブル時代の「豊かさ」と「便利さ」に引き換え、私たち日本人は、「昔から大切にしてきたモノ」を沢山失いました。

他者に対する「思いやりの心」や「感謝の心」、さらに「我慢する」ことや「MOTTAINAI精神」等などです。
だから、豊かさや便利さに恵まれている割には、以前触れました、日本人の「幸福度」は高くないわけです。

そして、大人が多くの矛盾を引き起こしたために、子供たちの間で大きな異変が起きました。

未来を背負う子供の間に、今までにない陰湿ないじめ、不登校、暴力、さらにアレルギー、コミュニケーションの欠如等々の由々しき事態が発生し、日本の未来に暗雲が立ち込めたわけです。

このまま放置していたら大変な事態に陥ります。
もともと、勤勉で、礼儀正しく、和の精神を大切にしてきた、賢い遺伝子を保有する日本の親は、ここで立ち上がらなくてはいけません。
次回に続きます。


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