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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお)

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コラム

マナーうんちく話197≪おいとまする時のマナー≫

日常生活におけるマナー

2012年2月5日 / 2012年4月15日更新

訪問して、話に花が咲き、打ち合わせや商談がうまくまとまった時には、帰り際と、帰った後からが大切です。勿論不調に終わった時にも同じことです。

おいとまするタイミングですが、先方からは言いづらいものですので、マナーとしては、訪問した側が、おいとまをきりだします。
話が一区切りついた所で、「それではそろそろ失礼いたします」「すっかり長居をしてしまい失礼いたしました」等と述べて、いとまごいをしたら良いと思います。

訪問の予約をする時に、帰りの時間も伝えておくとスムーズに運びます。

相手側から、強く引き留められた場合は、こちらにその余裕が有れば、「それではもう30分位」等と言ってそれに甘えたらいいと思いますが、余裕が無い時には今後の予定を述べて丁寧にお断りします。

「勧める方」も「勧められる方」も、この時点では儀礼的になるのではなく、自分の気持ちに素直になるべきだと思います。


そして、帰り際の挨拶は、基本的には室内で丁寧に行います。
挨拶の内容は、「わざわざ時間を取って頂いたお礼」「もてなしをして頂いたお礼」「その他打ち合わせの結果等のお礼」等になります。

部屋から出て、玄関に来た時、スリッパを借りて履いている場合は、玄関先で、外に向かって脱ぎ、そのまま靴を履きます。

靴を履く時にお尻を相手に見せないように注意して下さい。
また、靴ベラを勧められたら、「ありがとうございます」とお礼を述べ、両手で受取、使用します。

靴を履いたら、次に、低姿勢になり、脱いだスリッパの向きを室内に向けて下さい。
この際、スリッパをラックに掛けたり、重ねたりしないでくださいね。

また、身に着けていたコート・手袋・マフラー等は、基本的には外に出て身につけます。但し、玄関先で「どうぞこちらでコートを着て下さい」といわれたら、「ありがとうございます」「御言葉に甘えて失礼いたします」とお礼を述べて着て下さい。
この際、マフラーや手袋等は身につけず、それらは外に出て身につけられるようお勧めします。

準備が整ったら、手短に、「それでは失礼いたします」と挨拶し、おいとまします。室内でキチンとした挨拶は済んでいますから、ここでの長話は避けて下さい。

もし、玄関から出て、さらに表まで送っていただいたら、途中で再度振り向いて下さい。この時、相手がまだ見送っていてくれたら、軽く一礼して帰ります。
この見送り方は、最高に敬意が込められていますのでしっかり認識して下さい。


帰った時のお礼がとても大切です。
直ちに、お礼の電話を入れます。
必要に応じて、手紙を出されるのもお勧めです。
手紙の内容は、「相手の厚意に対するお礼と感謝」が中心になります。
ビジネスの場合はワープロでもいいと思いますが、プライベートの場合は直筆がお勧めです。
お礼状のポイントは「速やかに」です。訪問から帰った夜に書き、翌朝投函します。

万一、打ち合わせや商談の結果が不首尾に終わったとしても、お礼は必要です。
ここに、その人の品格が出ます。
相手の、「心遣い」「おもいやり」等に対するお礼には、手間暇を惜しんではいけません。

訪問の「仕方」と「され方」の形式も大切ですが、最後には「心」と「心」です。

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