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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話174≪ご利益求めて縁起担ぎ!≫

2011年12月16日 公開 / 2012年4月16日更新

テーマ:日常生活におけるマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

私たちは日常生活の中でしばし「縁起」という言葉を耳にしたり口にしたりします。科学万能の時代において、とても非科学的だと思われる方も多々おられます。また、論理的でもありません。しかし、縁起を気にされる方の方が圧倒的に多いような気がします。

例えば結婚式を挙げる時、縁起を担いで「友引」「大安」の日に人気が集中しますし、葬式は「友引」の日には先ずありません。また、正月には殆どの日本人がご利益を求めてお宮参りをします。

時代がいかに進歩しようと、縁起を担いで、ご利益にあやかろうとする気持ちは変わりませんね。正月が近くなりましたので、改めてご利益及び縁起について触れてみます。

「利益」は通常では「りえき」と読みますが、仏教では「りやく」になります。
従って、私たちが何気なしに使っている「ご利益(ごりやく)」は仏教の言葉で、日頃から仏教に関心を抱き、その教えを守り、世の中や人のためになることを行うことで、自分にも良いことが巡ってくるという意味だそうです。

「情けは人のためにならず」という言葉が有ります。
これは、人に情けをかければ、それが巡り巡って自分に返ってくるという意味ですが、これとよく似ています。

そして、「縁起」とは、良いことや悪いことが生じる前兆という意味で使用されます。よく、「縁起が良い」「縁起が悪い」等という言い方をします。
また、縁起が良くなることを祈念し、「縁起物」を身につけたり、置いたりする習慣も依然として存在します。

ここで、身近に存在する「縁起物」について簡単に解説しておきます。

○絵馬
神様・仏様にお願いするために捧げる板に描いた絵のことです。お願いする内容に応じて様々な絵が描かれているようですが、中でも多いのが馬の絵です。
だから「絵馬」となったのだと思いますが、元々神様は馬に乗っておこしになると考えられていたからです。

○ダルマ
結婚式や選挙の際によくつかわれますね。
中国の禅宗の開祖である「達磨大師(だるまだいし)」に端を発した開運・招福のシンボルです。日本にもたらされたのは中世の頃だと言われております。
選挙を戦う人にとっては、なくてはならない縁起物ですね。

○おみくじ
次回に詳しく解説いたします。

恋愛成就、良縁結び、運気上昇、財運上昇、安産祈願、家庭円満、夫婦円満、
商売繁盛、合格祈願、病気治癒、交通安全等など、縁起を担ぐ目的は、ひとえに幸せを願う気持ちからです。

これからも、昔の人の信仰や文化や生活の知恵等を受け続きながら、私たちの心の支えになってくれることでしょう。
そして、縁起を担ぐことは、嬉しい事、楽しいことを期待して担ぐわけですから、感謝の気持ちで臨むことがなりより大切だと感じます。
来年の初詣は是非、感謝の気持ちでお参りして下さい。




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