少し気をつけください。

2011年7月9日公開 / 2014年6月4日更新

コラムカテゴリ：くらし

今は当たり前のように海外へ気軽に行ける時代です。

観光や楽しいショッピング。

日本に入っていない様々なアイテムが多くあります。

一番問題になりやすいのが靴でしょうか？

代表されるフェラガモ、プラダ、バリーなど素材もデザインも素敵なものが多いですね。

本国には日本ではありえないサイズと幅のバリエーションがあります。

展示しているもののサイズで選ぶと失敗を繰り返します。

また大きな違いは木型の種類がいくらあってもそこはやはりヨーロッパの方の足が

基準となります。

もうひとつは気候の違いがあります。ヨーロッパは比較的北に位置しており湿度が

日本とは全然違います。

特に革底のモデルは要注意！湿度の高い日本で使うためには専用の革底用クリームを

使ってしなやかにしておく必要があります。濡れては乾いての繰り返し。

革はどんどん柔らかくなりますが、靴底はどんどん硬化していきます。

ましてや滑るからといって適当な底材を張ってしまうと、その硬さに負けて靴底が

はがれてしまいます。

どうしても張る場合は全体ではなく一部につけられるものを選択しましょう。

日本にある正規輸入代理店は日本人の足型を考慮して木型を変えたり、気候に合わせて

内容を変えています。

もしトラブルがあってもメーカーが責任を持って対応するはずです。

日本で買うと高い印象があると思いますが、長く使う方にとっては非常に大事なこと

です。

本国で買ってきて足に合わないと言っては調整に来られる方が多いのですが、

残念ながら皆さんが思うような履き心地にはならないでしょうね。

本来であれば店が買っていただいたお客様に責任もって行うのがアフターケアです。

高級な靴になればなるほどメンテナンスをして長く履けます。

10年は問題なく履けるはずです。

ヨーロッパ製の靴をメンテナンスする場合は内容によっては正規メーカーに依頼することです。

これから海外旅行する方は少しばかりご注意してみては・・・・・。

足と靴のカウンセリングのプロ　

大野晋平の取材記事はこちらをご覧ください！
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