理解するとは
まずは受験校を決めていきましょう
早くも3月に入って一週間になります。当塾では今年度の受験は終わりましたので、次年度の準備に入りました。最近、臨床心理士に合格したという報をOBの方が塾まで来て報告してくれるということが続いています。今年度資格を取った人は、今の校舎を知らないので、ちょっと混乱したという話もありましたが、私がいるところが実家という言葉ももらい、とてもうれしい気持ちになりました。これからも塾生がいつでも戻れる場として続けていきたいと思っています。
私たちが手がける受験は、大学受験と大きく異なり、時期が必ずしも定まっていません。
よく、「いつから開講されますか?」と聞かれるのですが、これは予備校カリキュラムの弊害です。京都コムニタスではいつからでも始められる体制を取っています。
大学受験予備校は昔でいうセンター試験が1月に行われるので、それに向けて4月に講座開講ということになり、3月に募集というながれだと思いますが、大学院や編入受験は、それほど明確に決まっていませんし、ある意味では年中行われているのです。
例えば
奈良女子は7月に試験があります。愛知県は6月に試験があるところが多いです。8月には兵庫教育、鳴門教育があり、9月にどさっと試験があり、10月にも遅がけのところがあり、11月には兵庫教育の中期、12月には梅花女子の中期、1月後半にもいくつかあり、2月にまたどさっと試験があり、3月に最後少し試験があります。そう考えると、5月には書類を出さないといけない学校があります。そうすると、何もないのは4月だけです。こんな状況で4月開講のカリキュラムなど意味をなさないことがわかってもらえると思います。
とはいえ、多くの日本人は4月に新年度になりますから、3月は春休みで休みたいし、4月から動きたいところです。ですが、奈良女子や愛知県を受けるならもう動いておかねば間に合いません。一方で10月以降に受験を考えているならまだゆっくりかまえていても良いでしょう。
人によって全く戦略が異なるのがこの試験の特徴でもあります。
これから大学院受験受験を考える人は、今からしっかりとした準備をすれば9月には間に合うと思います。準備をするというのは、大学院に入る前に、大学院がどのようなところか、大学院に行く意義は何か、大学院を出た人がどうなっているか、どのような人生設計をしているか、社会人の人が大学院を目指す背景には何があるか、まず迷いを断ち切るところから始めましょう。
受験の決意ができると、次にまず襲ってくるのが、
「何をすればいいのかわからない」
です。「とりあえず英語」となりがちですが、そうではありません。「なんとなく過去問」も違います。学校選びと情報収集から始める方が妥当です。まず学校を調べてみて、どのような先生がおられ、どのような研究がなされているかを調べます。また過去の倍率、受験者数、合格者数なども、欲しいところです。最新のものがわかるのは、新年度に入ってからですが、それ以前のものはたいていは公表されています。それから過去問等を見て、学力対策になりますが、学力対策の基本はバランスです。基本的には、英語、専門、研究計画の3種の総合競技ですから、これらをバランス良く強くしていく必要があります。どれかだけを特化させるのは、あまり得策とは言えません。漠然と始めるのではなく、必要なことを認識してから、目標設定をして、最後に過去問をうまく使えばそれなりに効果的です。過去問の使い方でもっとも不適切なのは、この時期から過去問だけを見て、なんとなく難しいからできないという不安になったり、逆に確たる根拠もなく、過去問だけしておけば大丈夫と安心しきってしまうことです。今は、徹底して情報収集をする時期とお考え下さい。
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