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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

2022年元日

2022年1月1日

テーマ:雑感

コラムカテゴリ:スクール・習い事

あけましておめでとうございます。
今年も、塾生の方々にとって良い塾になれるよう、日々邁進していきたいと思います。
今年は元日からあまり休めそうもありませんが、1年のうち、三が日だけは、実家のテレビに向かって静止して駅伝観戦三昧という他人の迷惑が私の五感から消え去るという三昧に入りますが、どうも最近は年のせいか集中ができず、他のことをしてしまいます。今もこれを書いていますし。昔は、ニューイヤー駅伝や箱根駅伝の出場選手(補欠も)は全員把握していましたが、最近は、私の同級生や知り合いが監督やコーチをしていることもあって、注目ポイントが変わったのか、選手の区別がつかなくなってきました。最近はシューズの影響もあってか、急激にレベルが上がっており、1万メートルで27分台の選手も珍しくなくなってきました。それどころか、旭化成の選手が10キロの通過で26分台で走ったという情報もあります。陸上も日々進化していることを痛感します。

私の駅伝観戦三昧の近くには迷惑そうな顔をしている兄がおり、彼は頭頂部で諸行無常を無言で全力で語って、私に世の無常と一切皆苦とそれに耐える度量を教えてくれる先鞭です。私は未熟者ですので、その頭頂部に心がざわつき、駅伝観戦三昧に入りこむこともできず、まだまだ苦しみを覚えてしまいます。そういう自分にも頭髪をかき分けると、白いものを感じることがあります。指摘してきたやつには、「三毛」と言っています。

初詣など最近はまったく行っていませんが、昔はよく行きました。昔々、おみくじをまだひいていたころ、元日に(2日だったかもしれません)大凶を2回連続でひいたことがあります。気分の悪いことこの上なしでしたが、というより、「大凶なんてほんまにあるんや」と驚きましたが、2回ひいて連続でひくことにさらに驚きました。頭頂部がまだ諸行無常を観じていなかった兄はなんと大吉をひき、私の大凶を見て笑い転げました。二度目の大凶を見てさらに笑い転げ、その姿を見ていた私は怒りを通り越してから発想の転換も同時にしました。
つまり、悪いことが起こるというよりは警戒レベルをあげよという意味の文書をもらったと理解してみました。結果として、その年、何か特別に悪いことが私に起こったということはありませんでした。ポジティブ思考と言えばそうですが、随分と年月のたった今、兄の頭頂部を見て、笑いそうになるという意味で心がざわつく自分を抑えて、口には出さず心の中と頭の中だけで笑い転げている自分ができました。

要は、起こり得たことに対して、一面だけを見るのではなく、その裏側もみて、両面をみる習慣を持っておくと、非常に便利です。ヘタな占い(おみくじも)よりずっと精神衛生上も良いと思います。できるならば、さらに多面的に見ることができれば、大凶ごとき、実は何の問題もないということに気づきます(今私の頭頂部は元気です)。大凶だろうが大吉だろうが、さほど変わらないし、どっちでも良いと気づきます。このどっちでも良いという発想が重要で、例えば占いで、「清めた塩を枕元におきなさい」とお告げを受けたとしましょう。私たちがとるべき態度は
「ごもっともです」と無批判に受け入れるのではなく、「胡散臭い」と無視するのでもなく、「まあ、どっちでもいいか」と塩くらいもらって帰ってきて、そこらに撒くなり、なんなら調味に使うなり、自由にしてみるのも良いかと思います。両面を見るとは、両極を廃し自由な発想をもって、見ることと言えます。

個人としては人間的に成長できる1年としたいと思っています。
京都コムニタスは新年4日から通常に戻ります。今年もよろしくお願い申し上げます。


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