五輪後はどうなる?

井上博文

井上博文

テーマ:雑感

「平和の祭典」の東京オリンピックが終わり、次はパラリンピックが始まります。マラソンや競歩を見てつくづく思うのは、選手はセカンド以下だということです。日本が誇るマラソンランナーの一人が重い熱中症になり、それでも棄権せずにゴールしましたが、美談というよりは、命の危険を伴っていたと思います。アスリートファーストを言うなら(もはやこんなことを言う意味も感じませんが)、真夏の炎天下で、NHKがテレビ画面の枠に熱中症警戒と表示している中で、42キロを全力で走らせるのは、狂気以外何ものでもありません。選手は、決められた通りにやるようになっていますし、とりわけ日本人は「言い訳」を嫌います。選手を守る人がいないのがあまりにも悲しく思います。
政治禍やぼったくり男爵一味は、選手の命など味のないガムとしか思っていませんから、こういった異常者に何かを期待せず、選手を守る立場の人たちが、立ち上がって、異常行動をやめさせていかねばならないと思います。選手は、テレビメディアの見世物ではありません。

オリンピック期間中、日本のコロナ感染者数は「新記録」を連発しているため、政治禍にとっての安全安心はこれからも続くことでしょう。彼らは国民の命も味のないガムと思っているわけですから、感染者が数万人になっても、特に感想も感慨もないと思います。当然のことながら、前、現政権への信仰、礼賛者は、政治禍にとって都合の良い言説をこれでもか、というくらい見つけてきますので、感染者数が問題にならない日は遠くないでしょう。この国は、政治禍と役所は、科学を捨てて、国民の命を賭けの対象にして、博打を打ちました。あとは希望的観測と、尺度の緩和と、嘘と強弁と詭弁の大行進でしょう。
本来、科学的に見てどうなるかがわからない時は、動かず、嵐が過ぎるのを待つのが、危機管理としては重要な選択です。山や海で遭難した時と同じです。前後不覚の状態でいろいろ動き回るより、慎重に周辺の情報を丹念に調べ上げるのが鉄則ですし、科学的思考を再構築する手がかりを見つけるように動いていくものですが、この国はどこまでも科学をかなぐり捨てました。戦争を愚か者の政治禍が決断して撤退ができなくなった時と今回の五輪と、同じ構造を見て取った人はとても多かったと思います。8月6日とオリンピックとが重なり、閉幕直後が9日なのは、悪い冗談にしか思えません。6日に総理大臣が重要箇所を読み飛ばすということも、悪意以外に感じませんので、もはや誰も驚かないでしょう。私たちが学校で習ったのは、戦争に反対すると非国民と言われ、軍人に暴力的に酷いことをされた・・・的な話だったと記憶しますが、おそらくそういったことでもなく、反対する人はそれなりにいたのだと思います。しかし、前、現総理大臣と全く同じように、聞こえないふりをしたり、意味不明なことを言って、あたかも国民の総意であるかのように破滅への道に舵を切る異常者がいるということが身にしみてわかりました。この時の縁起は、もちろん、政治禍だけの問題ではなく、ぼったくり男爵一味、金儲けがすべての基準のテレビメディア禍、その他諸々、オリンピックで労せず甘い汁を吸える連中・・こういった連中が複雑に絡み合って、今の惨状になったのだと思われます。
これからどうなるかは、賭けである以上、もちろんわかりません。わかっていることは、たとえ、コロナの状況がどれほど悪くなろうと、政治禍は誰一人責任をとらないということです。それに付随して、これからも今まで以上に嘘のオンパレードになるということ、そして、国民が政治禍の言うことを信用せず(元々していないでしょうが)、緊急事態云々も意味をなさなくなるということ、それに伴い、感染者数の増加は不可避になること、ワクチンが行き渡って、感染者数が減る日が来るかどうかはわかりません。イギリスでは、3回目のワクチン接種ということを言い出したそうです。これはおそらく冬の流行に備えて、ということだと考えられます。ということは、2回の接種に疑問を持つ人が増えているということを意味していますから、この壮大な治験の結果が出るのは、まだ先になりそうです。少なくとも、年内に収束ということはかなり難しいと思われますので、受験をお考えの方は、年明け2月まで影響は続くと考えておくのが妥当です。希望的観測を言えるなら、年内収束を願いたいのですが、政治禍が嘘をつき続ける以上、事実は彼らにとって都合が悪いわけですから、収束は遠いということを意味します。
期待はせずに、自分たちのできる感染対策をして、感染をしないことを意識することが大切なのだと思います。私も遠からずワクチンを打ってもらおうと思っています。



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井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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