第4回公認心理師試験まであと半年と少し
この質問も最近増えてきています。
もちろん、本当のところはわかりませんし、難易度というのは基本的には結果論です。第2回試験で合格率が50%を切り、結果から見ると、難易度は上がったと見るべきです。第3回試験は全体で53.4%でしたから、多少解釈に差異はあるかもしれませんが、私は第2回と第3回試験の難易度は同じくらいと見ています。第2回試験の試験前予想をネット等で散見する限り、楽観的なものが多かったように思います。一方で第2回の合格率の低さに驚いた人も多く、第3回試験前には、あまり楽観論は多くなかったと思います。当塾の主任は、難易度高騰説には否定的です。基本的学力があれば、合格できる試験と見ています。私個人としては、受験を経験した者として、全部の問題を見た限り、難易度はいくらでも調整できると見ており、見方を変えると、難易度は調整の上で、あまり変えないようにしていると見ています。
何度が言及しましたが、日本語力だけで解ける問題が多ければ多いほど、難易度は下がります。正確な知識がないとどうにもならない問題は難易度が高いです。正確には正答率が下がります。またこのシリーズで言及している正答率の低い問題が多ければ多いほど、その試験全体の難易度は高いと言えますが、正答率が20%を切った問題は、第2回は11問、第3回では15問となっており、私はこれを「あまり違いはない」と理解しています。10問から15問は、公認心理師試験受験者にとって超難問を意図的に出しているのだと思っています。
それでも、第4回試験について私個人の予測としては、多少上がると思っています。正確には、受験者のうち、手練れの人が減ってきていることが理由として挙げられます。自信のある人、しっかり勉強した人、満点を目指すような人、D1の人は、ここまでの試験でかなり合格したと思います。ここからの受験者はGルートがメインになりますが、Gルートの人は、現任者でもあるので、仕事が忙しい人が多く、勉強時間が取れません。しかも専門外の勉強とあって、不利になる材料が多いことも挙げられます。
また出題者としても、かなり問題を練ってくると思います。今回ブループリントが結構改変されました。1問として全く同じであってはいけないでしょうから、これまでとは何かを外した問題を作るでしょう。その分、細かいところが聞かれることが増えると思います。心理テストや統計、薬の名称など知っていなければどうしようもない問題も増えてくると思います。これが第10回試験とかなら、多少かぶってもいいか、となるかもしれませんが、まだ4回ですので、極力初出の問題が出されるでしょう。また幅が広いのが公認心理師試験の特徴ですから、今のうちにしっかり幅を広げておくと思われます。実際、『必携テキスト』という本は、第2版ではかなりボリュームが増えたと思います。これまでの問題を追いかけると、徐々に幅も広がってきていると見るのが妥当です。それぞれの分野としては、それほど難しい問題ではないのかもしれませんが、この幅の広さが難易度に影響すると見るのが妥当です。そのような理由で、多少は難易度が上がると見ています。公認心理師試験対策 全国模試がまだありますので、こういった試験を受けることで幅を広げていくことが可能です。また基本問題模試はかなり有効です。私自身もこの基本問題模試はかなり有効でした。ここからが追い込みになりますので、しっかり集中して勉強していきたいところです。
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