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井上博文

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井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

第5回公認心理師試験の安全圏は150点くらい

2021年11月10日

テーマ:公認心理師試験対策

コラムカテゴリ:スクール・習い事

第4回公認心理師試験の合格最低点の143点の波紋は大きかったのですが、多くの人の視線は第5回に移っています。ただし、第5回試験は138点で大丈夫とは誰も言えなくなりました。といって、今回と同じ143点かと言われると、それも心許ないところです。何度か言いましたが、今回は合格者数を絞ったために最低点のラインを上げました。少なくとも第5回も、合格者数を絞る場合、同じ方法を採ると思います。例えば、事例の点数を下げたり、230点満点でなくす、という荒技をもってくる可能性は低いとみています。それでも「60%程度以上」という枷がありますから、65%なら149.5:150点を安全圏と見ています。7割なら161点ですが、だとすると、合格基準が70%程度になってしまいますから、そこまで上がることはないと言っていいでしょう。したがって、150点を取れる対策が第5回試験には必要と考えるのが妥当です。

しかし、そうは言っても12点の上積みになりますので、簡単ではありませんが、少し工夫をすれば不可能な数字ではありません。これまでも私たちとしては、各地で説明会をしてきましたが、7割を目指すのが基本で、150点台ならOKというスタンスではありましたので、やることはそれほど変わるわけではありません。まずは公認心理師法の問題で、確実にポイントをとりましょう。その次に関係行政論もしっかり勉強しておきましょう。
第3回試験では公認心理師など法系は26問でています。全部とは言いませんが、20点以上取れると、戦局は有利になります。同じくらいの量が出るのが、基礎心理です。第3回で言えば27問でていますので、合計で53点。ここで40点以上取れれば、前はあと100点だったのですが、今回はあと110点です。それをどう稼ぐか・・は人それぞれと言ってしまえば身も蓋もないのですが、やはり事例が大切です。事例は38問と決まっているわけではないと思いますが、ほぼその数字です。3点だとすると114点です。第4回試験は択2問題(正答2問完解)が少なかったので点数が上がった可能性は高いと見ています。模試や過去問で、事例問題で何点取れるかの計算は早めにしておきましょう。個人的なことを言えば、私は事例問題が得意?(門外漢にしては、です。微妙ですが)で、90点とれたと思います(偶然2択が当たったのはご愛敬)。ここで勝敗を決したと思っています。7割を目指す場合、事例で7割は少し低いのではないかと思っています。7割5分なら86点。3で割り切れるのが84点で28問正解ということになります。この「84点以上」がかなり重要だと私は考えています。84と40で124点。あと26点。鉛筆転がしで何とかなる点ではないので、もう一つ以上得意技があれば、なんとかなりそうです。私は犯罪と産業が覚えやすかったと思っています。当塾の教材の産業の先生の講義が結構好きですが、あまり出ません。本当はアセスメントを覚えたいところです。高齢者に関する問題が多いのは周知ですので、認知症のアセスメントなどは必須なのだと思います。
特に決まりはありませんが、150点の計算を早めにして、事例で84点を「最低ライン」と見て上積みを図っていくのが妥当だと考えています。


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