幸福度
今年の箱根駅伝を見て、多くの人が「勝負は最後までわからない」「あきらめてはいけない」と思ったことでしょう。優勝の駒沢大学は9区終了時点で、トップの創価大学に3分以上、距離にして1キロ以上の差をつけられていました。私もさすがに勝負あった、と思っていましたが、本当に何が起こるかわからないもので、残り3キロくらいで大逆転で、駒沢が優勝しました。長らく駅伝をみていますが、箱根のような距離が長い駅伝でも、そうは見ることができない光景でした。勝った方も負けた方も一生の記憶になろうと思います。おそらく負けた選手を責める人は、心ないネット民以外そうはいないでしょうが、それでもどんな言葉をかけられても、責められても、ねぎらわれてもつらいと思います。人生一切皆苦とは仏教の言葉ですが、本当にその通りです。まだ3年生だそうですので、来年また出場して、頑張って欲しいと願っています。
優勝候補の一角のディフェンディングチャンピオン青山学院大学も往路で、総合優勝の希望はなくなりました。1区にエースが登録された時点で、何かあったなと思った人は多かったと思います。ロケットスタートを期待した高速レースにならなかった時点で、暗雲が立ちこめたチームも結構でたと思いますが、青山学院は本来走るであろう選手が数名故障などで走れなかったようです。歯車がかみ合わず、シード権ギリギリくらいの位置で往路を終えました。通常なら守りに入ったり、あきらめてしまったりするのですが、青山学院は王者の誇りでしょうか、あきらめるどころか、6区から果敢に攻めて、なんと復路優勝を勝ち取りました。総合でも3位に肉薄する4位でした。監督のマネジメント能力の高さに脱帽です。
創価大学の活躍は、本当に素晴らしいものです。多くの人は驚きますが、最近は名門大学に限らず、高校駅伝の名門校から、いろいろな大学に行っていますので、シードを持っている時点で、そもそもかなり強い大学です。展開次第で優勝しても不思議はありません。だから、他のチームが油断したということも決してなく、実力をしっかり発揮した結果だと思います。是非、来年もあきらめず、優勝を狙って欲しいと願います。
勝負事に限っていないでしょうが、最後まで何事もあきらめないことは大切なことだとあらためて教えられました。アメリカ大統領の姿を見て、見苦しいと思っていましたが、少し気持ちがかわり、最後まで頑張ればいいのではないかとも思いました。もちろん人々の感動を呼ぶのは、ルールにしたがった上、嘘がない人に限られますが。勝った相手を賞賛せず、自分が負けると、相手がルール違反だと叫ぶのは、あきらめないこととは意味が違うということは言うまでもありません。
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