なぜ親が子どもに「勉強しなさい」と言ってはいけないのですか?
10月に入りました。今年もあと3ヶ月足らずになってしまいました。今年はコロナ禍で(この言葉をあと何回書くやら)、何もかもがひっくり返ってしまったという印象があり、様々な行動が慎重にならざるを得ません。大学での講義をして思うのは、教室に教師も生徒も行かない大学の講義を想定したことは今までなく、その上で講義を成立させるというのは、生まれて初めての経験です。zoomでオンラインでのライブ講義から、動画配信、毎回のレポートという枠組みが、オンラインのスタンダードになりつつあります。教員がいろいろ思いついても、たくさんの講義を受けねばならない学生にとっては負担が増大することもありますから、そのあたりは、考慮しなければなりません。
このようなオンライン講義については、「昔は…」「我々の時代は…」という前世代の発想は全く通用しません。良く言えば、毎日強制的イノベーションです。だからまずは私たちの側の技術革新が必要です。オンラインが、単に便利で、通常の対面型ライブ講義の代替になるという時代は一気に終わってしまいました。これからは歴とした教育手段として認知されていくことになります。
その点を考慮して、塾内でも、通常の対面型とオンラインの併用型と、オンラインのみ受講型とを基本とし、LMSを導入したことで講義動画を収録したものを塾生に配信できますし、小テストをすることもできます。電子黒板を導入したことでパワーポイントや動画を使った授業も、普段講義ではプリントを使いますが、それをPDFにして、電子黒板に映し、そこに手で書き込むこともできます。と、できることはたくさん増えたのですが、ここからの課題は、それに命を吹き込むことです。「便利でしょ」「便利だから、これで勉強しておいてね」「家にいながらにして勉強できる便利さ」ではいけないのだと思います。これが教育の主流になる以上、ここに血を通わせて、成果をあげられるものに仕立てていくのが、今からの我々の重要な仕事になります。それには今までの価値基準をリセットして、ゼロから組み立てていくくらいのことをしないといけません。コロナ禍が私たちにもたらした影響はあまりにも大きいですが、旧態依然から脱出という意味では大きなチャンスとも言えます。まずは、そのために私たちがしっかり勉強することが重要です。
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