他人(の目)を気にしないようにできない人
経済や経営と仏教と関係があると言われます。
「経」とはあの「おきょう」として知られますがインド語ではスートラといいます。意味としては織物の縦糸を指します。また漢字では「道理を通すこと」でもあります。「営」は、営むことで、実行することでとあります。要するに織物を織る時、横糸は固定されますが、縦糸をまっすぐ、筋道を通して、横糸はそれを受け止めて、よいバランスを取ると良い織物になるわけです。経営とはこのようなバランスを取ることと、私は理解しています。
著名な経営者の中には、
縦糸は、時が経っても「変わらないもの」「変えてはいけないもの」「創業の精神や理念」「伝統や価値観」。横糸は、「時代に合わせて変えていくもの」「チャレンジしていくこと」とも言われ、組織運営の基本を指します。
硬軟のバランスとも言えます。
経済の語源は「経世済民(けいせいさいみん)」であることはよく知られています。これは必ずしも仏教用語ではありませんが、禅ではよく言われます。意味としては、
「世の中を治め、人民を救済すること」くらいが一般的で、今のように「ザお金」という意味合いではありません。
仏教では、「利益」を「りやく」と読みます。あの「ごりやく」です。最初期の仏教から「一切衆生の利益、安楽のために」仏教は発足したと記されます。
つまり、会社であろうと、国家であろうと、経営者は、「筋道が通って、道理にかなった面と、柔軟性をあわせ持ち、そこにいる人々を救済でき(喜ばせてもいいです)、皆の利益を考えることができる人」と言えます。
「息を吐くように嘘をつき、自分とその周辺のお友達の利益だけしか見えず、確たる理念も哲学も知性も知識もなく、忖度してくれないウイルスにはパニックになるだけで、全く無力かつ不合理かつ不規則な行動、発言をし、守るべき国民に仇をなす人」は政治家や経営者であってはなりません。
このような人は歴史や文化をないがしろにしてきましたから、そこから学ぶこともありません。一刻も早い退場を要します。
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