合格速報ー臨床心理士指定大学院　学習院大学大学院

2019年2月24日

テーマ：塾生合格者卒業生

コラムカテゴリ：出産・子育て・教育

合格速報です。臨床心理士指定大学院、学習院大学大学院で合格者が出ました。おそらくこの大学院は、当塾では初めての合格者だと思います。当塾は地元密着ですので、どうしても関西圏の大学院に進む人が多くなります。もちろん、いわずと知れた名門校です。今回合格された方は、現役の大学生の方で、この大学院のみを目指してここまで勉強してきました。結果として、24人中、4人の合格者の中に入りました。大学院における7倍は超難関といっていいでしょう。学科の能力は十分になっていました。本人は英語に不安があるようでしたが、私の授業でも、長文を渡されても、それほど辞書を引くこともなく、初見、アドリブでほぼ外さない訳をすることができていましたし、文脈をしっかりつかむこともできていました。さらに行間を読む能力も具えつつありましたので、英語に関しては、不合格になる要素がむしろ少ないという状態になっていました。
心理学もかなりの仕上がりを見せていました。卒論も一緒に作りましたが、学会発表できると、担当の先生に言われるくらいの出来になっており、研究能力の高さも見せていました。
となると、あとは、面接のみということになるのですが、面接の話になると、テンションが下がるというのを年末まで繰り返していました。決して、情熱がないということではないのですが、自分の熱意を言葉に乗せるのが、はっきり言えばヘタでした。不得手というのもちょっと違うくらいでした。ボキャブラリーが少ないわけではないのですが、考えているうちに徐々に言葉数が減るという状態でした。それでも一通りの言うべき事柄はしっかり作り、普通に言えるくらいにはなりましたが、何せ、高倍率になることは十分予想できていましたので、もう一つ力が欲しいと感じていました。何と最後は「熱意を示せ」指令でした。とても困っていましたが、最後まで本当に四苦八苦しながら、頑張りました。本人は、最後まで出来たという感触はなかったかもしれませんが、私の中ではかなり良くなったと思っていました。
報告の際に「何とか示せたと思います」と笑顔でした。出発前「期待していてください」との一言があり、この一言に、この方の大きな成長を感じました。まだまだこれから成長する逸材です。良い大学院生活をおくって欲しいと願います。

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