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結果を残すチームとは?という記事を見ました。箱根駅伝で優勝した東海大学をはじめ、今や常勝チームの青山学院大学がどのようなトレーニングをしているのかということについては、多くの人が関心を持つところです。ホリエモンという人は、箱根がなぜそんなに人々の感動を呼ぶのかが理解できないそうですが、私には大いに理解できます。
箱根をはじめとする大学駅伝は、当たり前ですが、大学生が競技を行います。そのプロセスや結果周辺には無数のドラマがあって、その知識があると、箱根駅伝は何倍も関心をひくものになります。最近では『箱根0区を駆ける者たち』(幻冬舎)がお気に入りです。「選ばれなかった者たちの“もう一つ”の箱根駅伝。付き添い、計測員、給水員、応援係…「最後の箱根」で、“戦力外”のなった東海大学陸上部4年生たちの挫折と再起を追った、感動のノンフィクション。」と紹介されています。
こんなにドラマを生む背景には、必ず選手と指導者の関係があります。東海大の監督は、今回の箱根のために17キロ痩せたそうです。胴上げをしてもらうためと言えばそうかもしれませんが、やはり監督が本気で学生と関わり、本気で箱根に勝とうとする意思を明に示さないと、なかなか勝てるものではありません。昔、三浦しおん氏の『風が強く吹いている』という箱根駅伝を題材にした小説があり、映画にも漫画にもなりましたが、その主人公たちのチームは予選会からシードを取ることを目標にしており、漫画なんだかリアルなんだかわからないような設定は、陸上を知らない人にうけるのかなと思っていたのですが、これだけ人気が出たということは、箱根のドラマが優勝だけに留まらないことを示しています。
私が(心の底から)不思議に思うのは、箱根に限らず、大学スポーツで、こんなに指導者と選手の関わりが深く、同じ方向を向いて、ともに戦った学校の強さが明らかになっているにも関わらず、同じ大学では、学生も教師も何を目指しているのかがわからないような現象があることです。東海大学の監督は、箱根も大学教育の一環であることをはっきり仰います。決して優勝するチームだけではないと思いますが、少なくとも箱根の監督と同じくらいの情熱で学生を集め、育て、結果を出すという方針が、大学と先生方にあり、それがスポーツだけではなく、あらゆる分野で実践されれば、おのずと結果はついてくるのにな、といつも思っています。『箱根0区を駆ける者たち』は予測はつきやすいですが、箱根を走ることができなかった選手たちのことがクローズアップされています。彼らがその後の人生でどう活躍するかはその人次第ですが、学生時代にすべてを捧げて一つのことに打ち込み、結果裏方にまわったとしても、それを受け入れ、大学生活を誇りに次のステップに行けるなら、その人にとっての大学生活のナラティブは、十分に成功だったと言い得るものでしょう。結果とはそうあるべきで、結果を残すチームというのは、優勝だけではなく、その背後のテレビに写らない結果も含めて残せるチームのことを言うのだと思います。
京都コムニタスもそうありたいと常に願っています。
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