まずは日本語力を重視しましょう
「福井大医学部編入、前年と同じ問題」という記事を見ました。
こちら
当塾も医学部学士編入は手がけていますので、他人事には思えない記事です。
「福井大学が9月に行った医学部編入学試験で、前年度と全く同じ問題を出していたことが10月25日分かった。同大は公正さや公平さを欠く不適切な出題だったとして謝罪。受験した212人全員を11月に行う最終選考の有資格者とする」
ということです。確かに、前年あるいはそれ以前の問題と全く同じ問題が出るというのは、ほとんど見たことがありません。実は、どことは言えませんが、一度、英語が前年と全く同じ長文で、傍線箇所が異なっていたということはありました。しかし、
「同大によると、前年度と同じ問題を出したのは、9月15日に行った2019年度医学部医学科学士編入学試験の1次選考。学力検査の大問5問全てが一字一句同じだった」
というのは、やり過ぎな感はあります。ご存じの方も多いとは思いますが、医学部学士編入は医学部学士編入は「抜け道」ではありませんというコラムでも指摘しましたが、相当な難関です。並大抵では合格できる試験ではありません。おそらく福井大の先生方も、決して手抜きをしようとしたのではないと思います。もしかすると、受験生の裏をかこうとしたのかもしれませんが、やはり一度良問ができると、それを受験生に解かせたいという思いもあったのではないかと推測します。というのも、この大学は5名の定員に200名以上が受験するわけですが、選考する側も、手抜きでは逆に選考ができません。この大学ではありませんが、私が知る範囲では、かなりの時間をかけて、教授間でも大いに議論の末に合格者を決めると聞きます。そして、それは面接や書類など、学科以外の部分を評価対象とすることが多いのです。倍率が高いと、通常の大学入試は面接など、せずに学科の点数の順位で合格者を出しますが、医学部学士編入はそうはいきません。
もちろん、だからといって、学科試験がおろそかになっていいわけではありませんが、極端なことを言えば、前年と同じ問題でも、十分良い学生が取れるとの判断があったのだと思います。言い方を変えれば、それだけ面接等を重視していると考えられます。これから受験をお考えの方は、是非、面接力も同等に磨いておきましょう。
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