憲法記念日
毎日新聞によると、
「学校法人「加計学園」による国家戦略特区を利用した獣医学部新設を巡り、柳瀬唯夫元首相秘書官(現経済産業審議官)は、2015年4月2日に同学園関係者と首相官邸で会ったことを認める意向を固めた。面会をうかがわせる文書が愛媛県や農林水産省などで見つかり、否定し続けるのは難しいと判断した。与野党が国会招致で合意すれば、答弁で説明する。自民党幹部が明らかにした。」
以前も書きましたが、今の政権を見ていて、恐怖を感じます。滅茶苦茶という表現が最も適切に思えてしまいます。嘘をつきすぎて、周囲もどこで齟齬が出るかがわからないので、「安直に本当のことが言えない」という特殊状況が続いています。この方も好き好んで嘘をついているわけではないと思います。自分の発言が、政権の無数にある嘘のどれにに引っかかるか、もはや予測不能状態にあるのでしょう。「とりあえず、本当のことを言わない」「記憶がなくなった」等の逃げ道を用意して、追い詰められるかどうかを測定する。負の連鎖、身から出たサビと呼ぶのもはばかる状況です。
「認める意向を固めた」とさらっと書いてありますが、そこまでは、認めない意向を持っていたということであり、「否定し続けるのは難しいと判断したから」認めるとのこと。呆れるとしか言いようがありません。国という名の役所や政治家など、そんなものと言ってしまえば身も蓋もありませんが、つく必要のない嘘までついて、つき続けられない状態になり、「認める意向」・・・憲法記念日を前にして、憲法を変えたい総理大臣の官邸であった出来事に嘘をついた人が、嘘をつき続けられないと追い込まれて、件の事実を認めるのだそうです。
小学校の時のできの悪い「終わりの会」みたいですが、ここで認めるということは、さらなる強弁と詭弁を思いついて、下準備と根回しと打ち合わせができたということなのでしょう。もちろん通用はしないでしょう。嘘で塗り固めた人々は、四方八方全部嘘でできていますから、周囲がどう見るかという判断も嘘をついてしまうのでしょう。ちょっと不憫に感じます。
研究者はこの人のように嘘をついてはいけませんし、嘘をついて他人を誹謗中傷することも許されませんし、嘘をついた側が、つかれた側に「証拠を出せ」と居直ることも不適切です。このような人々が反省をしたり、修正をしたりすることは、期待できませんが、少なくとも、研究者は同じことにならないように心がけておくことは大切なことです。反面教師にもならない酷い状態ですが、私たちが学ぶことはあると思います。よく観察しておきましょう。
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