選挙が終わり思うこと

井上博文

井上博文

テーマ:雑感

選挙が終わりました。台風が直撃しましたので、投票率がかなり低かったようです。自民党が政権を取り返してから、投票率が上がりません。それも何かの戦略なのでしょうか。とりあえず、大雨の中、投票には行きました。最も多かった声は、「どこにも投票するところがない」というものだったと思います。私も同じ思いでしたので、無所属の人と、一番嘘が少なく、まともそうな新しい政党に一票入れてきました。今振り返っても、そもそも何のために選挙をしたのかが全くわかりませんでした。確か、隣の国のミサイルがどうとかこうとか言いつつ、国難なんとか選挙とか言っていたような記憶がありますが、すぐに違うことを言い、消費税の使い道がどうとかこうとか・・・要するに特に意味はなく、自分にとってここで選挙をすると有利だという思考以外に選挙をする理由はなかったと思います。この選挙自体が国難だったと思います。思えば地獄絵ワンダーランド展を見たあたりから思っていたのですが、源信が見た末法とはこんな感じだったのではないかなと強く感じました。

この国の総理大臣が、嘘をついて他人を誹謗中傷する人であることに愕然としますが、まだ判決の出ていない人を「詐欺師」と言うあたり、私が裁判に勝った人と本質が似ているように思えてなりません。詐欺師などという言葉は軽々に使うものではありません。
(もちろん、私が裁判に勝った人が、総理大臣の資質があるという意味ではありません。一応念のため)
口を開けば嘘を言うのはあまりやるべきではない行為だと思います。このような人が、衆議院解散に決定権とも言える力を持っているということ自体が国難です。今のアメリカ大統領が核ミサイルのスイッチを持っているのと同じくらいの危険を感じます。嘘をついて他人を誹謗中傷するのは、人間としてあってはならない行為だと私は考えています。この総理大臣の支離滅裂な言動があったにも関わらず、選挙でわざわざメディアを占拠して支離滅裂ぶりを発揮し、自滅したのが、東京都知事です。もはやどの人も指摘する「排除」という言葉が、全てを決したと見られています。私はこの人には前から批判的です。
こちら
豊洲、築地問題の時から、この方の本質が見えていたように思います。そして、どんな批判を受けようとも、この方を勝ち馬と見定めて、それに乗ろうと、見苦しくも今まで言っていたことと真逆のことを言い、「希望」なる党に入れてもらおうと奔走し、見事に失敗した候補者たち・・「こんな人」が衆議院で三桁くらいいたことに愕然とします。かなり淘汰されたようですが。もはや救いようのない国難です。こんな国難を何とかする方法は、ほとんど誰も思いつくことは不可能だと思います。多くの若い世代は、「どうせ投票に行っても何も変わらない」と考えているそうです。この国難に絶望を感じているのかもしれません。また浄土へのあこがれが強まるかもしれません。



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