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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

京都の老舗喫茶、消えゆく紫煙

2017年3月23日

テーマ:雑感

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

京都の老舗喫茶、消えゆく紫煙という記事を見ました。なぜかちょっとノスタルジックな気持ちになりました。私が大学生の頃は、まだ学生の喫煙率は高く、男性の場合、タバコを吸わない人の方が珍しいくらいの印象です。私は結局タバコを吸わないまま今に至りましたが、当時は「人生の楽しみをいくらか損してる」とまで言う人も少なからずいたように思います(私は酒も飲みませんので、同様のことは酒でもよく言われます)。大学の研究室と言えば、ドアを開けると白くよどんでいるのが当たり前だと思っていました。私が研究室の責任者の時は、朝研究室を開けると、なんとも言えないにおいが充満しており、窓をあけて、吸い殻を回収してもらうのが、日課の最初でした。帰り際には、大量の水をかけて帰るのですが、これが悪臭を助長しているという話もよく聞きました。

ただ、自分は喫煙者でなくとも、他人がタバコを吸うことにさほど抵抗感はなく、5、6人で喫茶店に入って、私以外全員がタバコを吸うということも珍しくはありませんでした。当時よく行っていた喫茶店がこの記事の中に出ていたのです。今は、「喫茶店」というとちょっとおっちゃん的に見られます。最近は「かふぇ」です。「かふぇ」は、禁煙の店でないと、今は流行らないと、起業塾の知り合いが言っていました。言われてみると、確かにそうかなと思えるくらい、ほとんどが禁煙となっています。いずれにせよ、私には影響はありませんが。
今は受動喫煙など健康被害についていろいろ言われるようになりました。もちろん、これらは十分な説得力があり、タバコの煙は、自分だけの問題ではなくなりましたので、禁煙の流れは、むしろ自然だと思います。

しかし、当時、紫煙ならぬ、白煙のよどんだ空気の中で、不健康そうな院生が頭を付き合わせて、仏教のマニアックな議論をする光景は、善し悪しはともかく、私にしてみれば、ある意味青春の一ページだったかなと、今ならそう思います。


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