あなたを将棋の駒に喩えると?
先日、あなたを将棋の駒に喩えると?というコラムに対する質問で、「あなたを色にたとえると、何色ですか?と聞かれたらどうすればいいですか?」というものがありました。前者は、私の経験値にはなかったので、面白いと思って取り上げたのですが、後者は時々あります。臨床心理士指定大学院ではありませんが、看護学校、就職ではたまに聞かれるようです。両者に共通するのは、決まった回答はないということと、臨機応変な対応ができるかどうかが問われているということです。また共通しないのは、前者の場合、自己分析が正確にできているかどうかが問われていることがわかります。自分を現場に立たせてみた場合、どんな役割が期待されていて、どんな仕事ができるかを正確に把握できているかどうかが問われていると言って良いでしょう。一方、後者は、少し異なります。色の自己分析は、カラーコーディネーターや芸術家でもない限り、なかなか日常生活や仕事に関係のあるものではありません。そこで問われているのは、筋道を通して話せるかどうか、話を前後の文脈で関連付けられるかどうか、自分の仕事のイメージに合わせられるかどうか、このあたりだと思われます。
「筋道を通せるかどうか」は、極端な実例を挙げると、「私は戦略的に物事を考えることが得意です」と言った人が色を問われたのですが、「よく周囲から腹黒と言われますので黒です」と言いました。ネガティブなようなポジティブなような印象を受けますが、面白い回答の一つだと思います。要するに、前で言ったことに合わせて色を作るということです。最初から色を決めるわけではありません。もう一つ、「自分の仕事のイメージに合わせられるかどうか」ですが、例えば、看護学校であったケースですが、やはり、ありきたりですが、「白」がいいと思います。これから教えを受けて、医療者の色に染まるために、何色にでもなれる白、でもいいですし、白衣の白でもいいです。あまり意外性はなくてもいいかもしれません。
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