何事も見方、言い方、とらえ方次第-言葉を尽くす
京都コムニタスでは、小論文添削をすることもよくあります。当塾では小論文の添削は、あれがダメ、これは使えないといったようなことを書くだけではなく、完成するまで何回も書き直します。小論文に限ったことではありませんが、予備校の役割として、このような文書については「添削」をしても何も意味をなしません。書き手が書けるようにならないと、予備校に来る意味がないのです。大学であれば、むしろ、「添削」してくれる先生は良い先生だと言えます。学長先生自ら赤入れをしてくれるという、素敵な先生もおられます。ただ、予備校においては、少し意味が違います。完成したものを作り、それを経験として積み重ねることに意味があるのです。
特に重視すべきはデータが出されているかどうかです。例えば、「母子家庭世帯が2003年には122万世帯ある」などといったように数字を絡めたデータが必要です。また、そのデータに基づいて言葉を紡いでいくという姿勢を崩してはいけません。さらに「筋書き」も重要です。だから、目次に相当する「流れ」を想定しておく必要性もあります。
何となく思いだけ書いたような小論文では、何回書いてもOKは出しません。そのために必要な勉強をしてきてもらいます。今年はそのあたりのことをよく分かってくれている人がおり、私が指摘すると、自分から「もう一回勉強してきます」と宣言して、実際、しっかりとデータを載せて持ってきてくれます。
小論文を書く技術は、論述や面接にも応用できます。やはり適切な能力を身につけておくべきです。書き方としては、問題提起、回答、根拠(情報、データなど)、最低限この3点セットは必要です。文章のうまい、へたよりも、これらがそろっていることが重要で、情報提供するという姿勢が必要です。ただ、自分の思いを述べるだけでは小論文とは言えません。論理的な方法で主張を証明する作業は、どのようなテーマが出されても同じです。当塾では小論文だけではなく、例えば社会人入試で論文提出が求められる場合にも、一緒に論文作成をしていきます。また、卒論や修論のアドバイスもしています。
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