受験生は、ゴールデンウィークは適度な日常としての勉強をしましょう
これまで何度か面接対策としての質問力について書いてきました。面接対策とは、すなわち面接に対する質問を考えてくることだと、私は説いています。面接に対する「質の高い質問」を考えることができるならば、想定外の質問が出たり、フリーズしてしまったり、気づかない間に、とんでもないことを言ってしまっているということがなくなるはずなのです。
学術に携わる者であるならば、学会に行くはずですから、学会発表の場をイメージしていただくと、質問がいかに大切かがわかります。発表をしても質問が一切出ないと、ちょっとヘコみます。私の先輩は、ある研究者を指して、「沈黙の研究者」「静寂を呼ぶ研究者」と揶揄していました(私のことではありませんし、私が揶揄したのでもありません)。学会は、良い質問を生む場でもあるのです。良い発表は、前線の研究者の知的好奇心を刺激し、良い質問を生み、それがさらに周囲の研究者に波及するという良い循環を生みます。その意味でも学会に参加することは大いに意義があります。
「良い質問」をする、あるいはされるためのポイントは、相手の話をよく聞き、聞いてもらうことです。人の話を聞けない人は、何をしてもうまくいきません。悪循環への入り口です。だから、私は、面接対策のときに、どの生徒にも言いますが、「台詞を暗記してはいけない」ということを強調しています。こちらが質問をしたことを、あたかも予測していたかの如く、棒読みで言われても、聞き手の心には響きません。完全なアドリブも違うでしょうが、やはり、その場の雰囲気と、相手の質問の機微をよく聞き取ることが最も大切なことでしょう。ただ、もちろん、海外から来た学者に質問をする場合、英語力に相当な自信がない限りは、ある程度カンニングペーパーはあった方が良いでしょう。
いずれにせよ、良い質問を作る力があると、様々な局面で有用です。是非意識しましょう。
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