合格速報ー臨床心理士指定大学院 追手門学院大学大学院

井上博文

井上博文

テーマ:塾生 合格者 卒業生

臨床心理士指定大学院、追手門学院大学大学院で合格者が出ました。今年は例年以上にこの合格速報が塾内で話題になっていますので、ちょっと気合いを入れて書いています。今回合格した方は、社会人で、強い志を持って、臨床心理士になることを決意して当塾に来られました。学科の能力は高いと思います。人格も優れています。悪く言う人は、まずいないでしょう。努力もたくさんしました。論文もたくさん読みました。こちらが紹介した本もたくさん読みました。積極的に本について聞きに来ることもよくありました。研究計画作成も頑張りました。朝になったこともあります。大阪から車で来て、終電のある人を優先してくれました。志望理由を言う練習も何度もしました。そつなくこなせるようになったと思います。大学の下見も行きました。やれることは全部やりました。根限りやったと言いたいくらいです。
あえて「しかし」、と言いますが、これだけやったのにも関わらず、何か充足感がありません。まだできたというわけではありません。やり残しがあるわけでもありません。でも充足しないのです。その理由は、これだけした行為(仏教では業と言います。最近仏教に関心を持っていましたので)の数々が有機的につながっておらず、体系になっていません。それぞれが単体のままなのです。連動性を持っていないとも言えます。「カリキュラムをこなした」状態で、塾内に存在する、私が言うところのやらねばならないことをこなしはしました。しかし、「必要になったからこれをしよう」という流れではなく、「ああ、まだこれができていない、周りはもうやり始めている、○○さんはもうあんなにできている。早くしないとやばい」こんなビリーフを起点に、バラバラに行動していました。もちろん、それを統合するのは私の仕事ですから、かなり長時間話しながら、このことを告げずに統合作業をしていました。かなりつながってきたとは思うのですが、正直まだまだです。ここではあえて抽象的に言いますが、「芯を通す」「言葉に命(魂)を吹き込む」作業が必要です。ダルマの目入れとでも言いましょうか(仏教に関心が向いたようですので)。
しかし、熱い思いは本物です。この熱い思いが活きるように、是非自分でも統合作業をしていただけたらと思います。




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井上博文
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井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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