合格速報-看護大学3年次編入 滋賀医科大
臨床心理士指定大学院、京都教育大学大学院で合格者が出ました。この大学院は、当塾としては9月入試の戦略として非常に重視している学校です。都市部で、交通の便も良く、学習環境も良いという意味では稀少な大学と言えます。例年、集団討論が課されるところが特徴ですが、近年は、討論前に将来の展望を1分で話すという問題も出ます。事前準備をしっかりしておくことが望まれます。また、近年、教育臨床色を強く出しており、入試説明会でもその旨を言っていることからも、教育に関心のない人は受験しにくくなっています。
今回合格された方は、元教師の方です。その意味でこの大学を選択したのは自然の流れでした。縁あって京都に来て、臨床心理士を目指すことになり、当塾で心理学等を一から学んでいただきました。私は授業でも、現代教育に結構厳しいことを言いますので、もしかすると不快に思われたこともあったかもしれませんが、そういったことは一切言わず、顔にも出さず、いつも真剣に、かつ前向きに勉強に取り組んでおられました。その意味で受容力の高い人です。またその前向き度の高さは、他人に伝わるところが多く、たくさんの人に慕われており、今年の当塾の母といったイメージでした。集団討論の練習はかなり積みましたが、正直なところ、かなり苦労されているようでした。あまり器用なタイプではなく、司会を取ると、自分の意見が言えなくなるし、自分の意見を言おうと構えると、司会がうまくいかない、といった何とも悩ましい時期がありました。前向きに取り組み、最終的には討論の技術はかなりよくなったと思います。研究計画も苦労しました。教師の方によくあるのですが、「臨床」のイメージがつきにくいといった問題がありました。しかし、その問題は意外に早く解決してくれ、その後は順調に進みました。
本来、助けたい人が複数おり、そこから臨床心理士を目指すことになったのですが、おそらく、その人望の高さから伺うに、持ち前の前向きさを発揮して、多くの人から頼られる心理士になっていくのではないかと思います。
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