東京出張にて

井上博文

井上博文

テーマ:雑感

東京出張に行ってきた雑感を日記調で記します。
今回は学会の理事会参加が目的でしたので、
午前中は東京にいる後輩の見舞いに行ってきました。
この後輩とは、一緒に本の出版関係で仕事をしている最中でした。
また京都コムニタス設立時期、当塾で仕事もしていました。
大学院修了と同時に東京の出版社に就職して、今に至ります。

彼は年末にくも膜下出血で倒れ、何とか命は助かり、
最近退院したものの、少し後遺症が出たという連絡を受けていました。
何とかすぐにでも様子を見に行きたいと思っていたのですが、月末でやっと実現しました。

彼の自宅付近で無事に会えて、食事もできたのですが、
右手だけがあまり動かない状態で、少し生活に支障があるとのことでしたが、
それ以外は大丈夫ということで、少し安心しました。
それでも、利き手ではない左手で何かをしていると、電話に出るのも
間に合わないようで、身体の不自由な人の気持ちがわかったとのことでした。
私は幸いどこにも問題がありませんので、あまり意識していませんでしたが、
四肢のどこかに麻痺状態があると、満員電車に乗るのも怖いそうです。
揺れても反射的にどこもつかめません。また、誰かとぶつかって、右手だけが
持っていかれる状態になると、脱臼したり、骨折したりすることがあるそうで、
遠方への外出は控えるように言われているとのことでした。
いわゆる障害者の気持ちがわかって勉強になったな、と軽口を言い合いながら
右手を見せてもらっていると、
「それでも、少しずつ、回復しているところが救いです」
と少し動かしてくれました。
実は彼のお父さんも同じ病で亡くなっており、遺伝的リスクがあるということは
わかってはいたものの、まさかの出来事でした。
1時間ほど話をして、日本人生哲学感情心理学会の理事会に向かい、
様々なディスカッションをしましたが、実りある議論で、この学会は、運営側の
モチベーションが高く、まだまだ成長を続けると感じました。
私はいくつかの学会企画に組み込まれ、特に広報、出版関係に関わります。
あとはホームページの責任者になりました。
3時間超の理事会を終えて帰途につきました。

帰りに品川駅の書店で、ふと目にとまった雑誌
「一度は読んでほしい 小さな出版社のおもしろい本」



を衝動買いし、新幹線の中で読みふけってしまいました。
でもいい雑誌でした。最近は京都にもある「ミシマ社」に注目しています。
雑誌を読み終えて、ふと考えてみると「出版関係」というキーワードでつながる
一日だったなと最後に気づき、新幹線の中でちょっと笑ってしまいました。
(隣の人失礼しました)
他にもいろいろ感じさせられる一日だったのですが、
取り留めもなく、身近なところだけ書いてみました。



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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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