適者生存
全国高校駅伝が京都で行われました。
この時期に毎年高校駅伝があり、正月に実業団駅伝、
2日、3日と箱根駅伝と、今年も駅伝観戦三昧に入る時期が
近づいてきました。その第一弾です。
今年は久しぶりに五条通りで見ることができました。
見ることができるのは数秒だけですが、この日のために
鍛え上げた選手の身体は美しいものです。
数日前から、様々な地域の選手があちらこちらで
試走をしている姿を見ます。男子は今年は記念大会でしたので
通常よりも参加校が多く、壮観でした。
陸上長距離競技では、「速さよりも強さ」という言葉があります。
速いだけでは勝てず、強さがないといけないということですが、
この強さに深い意味が込められています。
結局は速くて強いチームが勝つのですが、持ちタイムが速いだけでは
とりわけ最近の駅伝では、力が拮抗しているために、勝てなくなってきました。
私たちの世代では、高校生が5000メートルを13分台で走るなどということは
想像もできないことでしたが、今は毎年のように13分台の選手は出ます。
しかし、13分台の選手がいつも勝つかというと、そうでもありません。
またチームの平均タイムが一番速いチームが勝つかというと
そうとも限りません。
今年は平均タイムの一番速い、世羅高校が前評判通り勝ちましたが、
結果だけ見ると、当然のように勝ったように見えますが、監督は
本番で体調のピーキングを持ってくるように調整したでしょうし、
チームワークのことも調整したでしょうし、走らない選手の方が多いわけですが、
彼らのモチベーションを切らずに要所で、後続とのタイム差や距離を
伝えさせていたそうです。
こういった細かい点まで行き届くことも強さの秘訣です。
チームが強くなってきて、勝てる見込みが立ってくると、勝つための方法を
考えるようになってきます。名門校はそのノウハウを知っているところが強みですが
そして正しい方法でそれを一年間積み重ねてこれ、かつ本番までにけが人を
出さず、あるいは出たとしても補えるだけの選手層を作っておく。
強さとはかくも奥深いものなのです。
心から賛辞を送りたいと思います。
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