言論の自由、発言の自由、解釈の自由
大学院受験と関係のない内容ですが、
徳大寺有恒氏が亡くなられました。
『間違いだらけのクルマ選び』で有名な方です。
多分、この本以降、「間違いだらけの・・・」と冠をつけた
書籍はかなり増えたという印象があります。
そのくらい影響力のある本だったと思います。
この本を読むことで、車が時代を反映するものであり、
時代がどんな車を要求しているのかがわかりました。
私の世代の人は、結構読んでいる人が多くて、
共通の話題になることも少なくありませんでした。
友人が、こんな車が欲しい、というと、
「徳大寺さんが否定していたで」
といった会話をした記憶がたくさんあります。
今輝いているハイブリッドの歴史もこの本でよくわかります。
昔は、どちらかというと、小型の車で取り回しの良いものが
高い評価を受けていました。高級車といえども低評価のものも
少なくなく、仮に高評価をしても、何らかの注文がつくところが
尚、読ませる内容でした。
最近はどちらかというと、ファミリータイプの車が増えており、
そういった車の評価に力を入れておられるようでした。
大学生の時に初めて手にとって、自分の好きな車が
どんな評価をされているかをドキドキしながら読みました。
辛口批評で有名な本ですが、
例えば、私がかつて憧れたある車を「ザ下品」と評していました。
これはかなり勇気のいる表現です。
(なんとなく乗りたくなくなりました)
場合によっては、自動車メーカーを敵に回してしまいます。
でも、そんなことを意に介さず、媚びない書きっぷりが
とても新鮮で、ちょっとした憧れを持って読んでいました。
生涯に50台以上の車を購入されたそうで、やはり批評をするには
このくらい投資しないといけないのだとあらためて思いました。
私たち研究を生業にする人間にとっては、本当に良いお手本でした。
もう読めなくなるのは残念ですが、影響をうけた一書と著者に敬意を表します。
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