お盆の起源2
これはブッダの言葉ですが、膨大な仏教経典の中でも
一貫している姿勢として重要な記述です。
自己啓発的なので、歪むと嫌なので、塾内では普段あまり使ってはいませんが、
実際、生徒と個別で対峙しているとよくこの言葉が頭をよぎります。
「過去を追わざれ、未来を願わざれ」には当然続きがあって、
およそ過ぎ去ったものは、すでに捨てられたのである。
また、未来はまだ到達していない。・・・ただ今日まさに為すべきことを熱心になせ。
(参考文献 片山一良訳『中部(マッジマニカーヤ)』大蔵出版pp.136-137)
とあって、要するに「今、ここ」を大切にして、努め励むことを説いています。
シンプルイズベストの代表格です。
今、ここの積み重ねが未来であって、今なにも積み重ねずして、
未来はありませんし、生まれながらにして将来は決まっていませんし、
放っておいても未来はやってくる。
こんな現実を私たちに語りかけてくれています。
仏教は諸行無常を説きますが、単にそれをスローガンにしたのではなく、
そこを起点として、矛盾のない理屈を次々と生み出していきます。
ちょうど、フロイトの理論から、様々な理論に応用されていったような
イメージです。
そして、その言葉が世代をこえ、時代をこえ、民族をこえ、言葉の壁をこえ、
国境をこえ、砂漠や海もこえ、今、ここの私たちの生活のどこかに
根付いています。こんな実感ができれば、何か成長したような気になれます。
将来に対する漠然とした不安を抱えている方、
過去の過ちをいつまでも引きずっている方、
今うまくいかないのは、過去と他人のせいと考える方、
参考になると思います。
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