お盆の起源2
龍谷ミュージアムのチベットの仏教世界展に行ってきました。
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これを4月のコラムで紹介したのですが、6月8日最終日ギリギリになってしまいました。
どうしても移動を含めた2時間がひねり出せず、
京都光華女子大学に訪問させていただいた帰りに、
ダッシュで突入しました。
お目当てはいくつかあったのですが、
一つは、横たわるガネーシャです。
写真を出したいのですが、問題がありそうですので控えますが、
シヴァ神の子どもで、象の頭をしているのがガネーシャですが、
それがなぜかちんまりと横たわった像があるのです。
想像ではかなり大きいものをイメージしていたのですが、
手のひらサイズで、なんともあじわいのあるものでした。
館長によると、たまに目をあけるそうですが、真相は知りません。
最大の目的は釈尊絵伝とよばれるブッダの生涯を絵で記したものです。
以前にも紹介しましたが、これはダライラマ13世から多田等観に贈られた
ものです。多田等観はよほどダライラマ13世から信用されていたのでしょう。
その美術的価値は以前から評価が高いことは知っていたのですが、
すべてを同時に展示したのは、今回が初めてではないかということです。
布に描かれており、油絵のようですが、そのあまりにも繊細なタッチは
ただただ驚きました。やはり生を見るというのは貴重な体験です。
ブッダの生涯は、世界中仏教あるところどこにでも伝わっていますが、
各地に独特の解釈があるのですが、チベットも同様で、チベットの
文献にしか描かれないようなシーンが映像化されていました。
かなり詳細に文献を読み込み、それをずらすことなく絵に表現できる
技術は本当に素晴らしいものです。
あと少ししか期間がありませんが、全部を展示することは、
今後そうはないと思いますので、是非足を運んで、生を見るという
体験をしてみてください。
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