他人(の目)を気にしないようにできない人
山口に行った目的の一つに童謡詩人、金子みすゞの
記念館やお墓のある遍照寺に伺うこともありました。遍照寺は、
みすゞ通りの北側、海岸よりの場所にある浄土真宗のお寺です。
本堂はこちら
山門をくぐると正面に、みすゞの作品『こころ』が刻まれた誌碑があり、
本堂に向かって左側に、金子みすゞのお墓があります。
金子みすゞは、26歳という短い生涯で、童謡を書き始めたのが
20歳頃と言いますから、活動期間は非常に短く、しかし濃密で
あったと言えます。
詳しくは記念館のページをご覧ください。
私たち受験産業の者からすると、近年、国語の教科書に必ずと言ってよいほど
採用されており、かつ大学入試にもよく出題されるというイメージです。
その詩は、「優しい」というのはこういうことを言うのだろうなという
イメージを与えてくれます。時代を問わず、いつ見ても、私たちが
忘れかけているものを教えてくれます。
とりわけ、自分以外の他者の立場に立つことの徹底ぶりは、
現代の私たちにとって、本当に大切なことであり、かつ難しいことになっています。
みすゞ通りにある、お店はそれぞれ、彼女の詩を一つ店頭に掲げているのですが、
心なしか、町全体が優しさに満ちているようでした。
現代は、徹底して自分のことで精いっぱいという風潮の方が強いと思います。
徹底して相手の立場に立つという考えは、できるできないは個人差があるにせよ
私たちが常に胸に刻んでおかねばならない考えだと、最近はとりわけ強く感じます。
科学というのは、その土台の上に成り立つものだと思います。
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