メディアの顔
ゴールデンウィークには憲法記念日があります。
最近は当塾にも平和のことを強く考えておられる人も
たくさん来られています。その意味で憲法は重要な
ものであることは疑いありません。
昨年も憲法記念日に同じような記事を書きました。
こちらをご覧ください。
私自身の基本的な考えは変わっていないつもりですが、
一年たつと、憲法、憲法改正に関して、議論が大きく
変わっていることに気づきます。
憲法改正というフレーズだけに惑わされると、
本質を外してしまうかもしれません。政治家たちが
一体何を言っているのかということを、注視しておかねば
ならないということは間違いありません。
自分たちの住むこの国土を大切に思う人は多いと思います。
その考え方は多種多様であるべきですが、政治家や官僚こそが
この国だとは私には思えません。彼らを大切にすべきという
考え方は私には備わっていません。ゆえに彼らを拘束する
憲法は慎重に議論して、年中国民の関心事にした方が良い
と考えています。何度も書きましたが、今こそ、私たち全員が
抽象的思考にたえ得る教養を身につける時だと思います。
ゴールデンウイークは教養獲得に役立つことをすれば有意義です。
今の政権は憲法改正を主張していたと記憶しますが、
昨今、集団的自衛権は憲法解釈の変更で行使ができると
つまり、従来の見解を変更できると主張するようになりました。
これだけ聞くと、憲法改正を諦めたのかなとも聞こえます。
憲法解釈を変えるなら、改正は必要ないわけですから、
解釈を変えて、改正もする、では、明らかに矛盾しますし、
どちらかは不要になるはずです。
ところが、よく見てみると、なかなかの深謀遠慮というのか
狡猾というのか、うまい具合にいろいろな楔を打っています。
つまり、自衛隊は憲法の文言に合わないと重役は言います。
これは既成事実化しているのだから、憲法はそれに合わせて
変えていかなければならないという理屈です。ということは
集団的自衛権も既成事実化させてから、憲法改正に持っていく
ということで、要するに彼らにとって矛盾はないということです。
政治家ってこわいなぁ・・・
こういった連中を拘束するのが、憲法だとすると、改正しない方が
いいのではと思ってしまいます。一年後、政治家や官僚たちが
何を言い始めているか、議論がどうなっているか、憲法改正に向けた
空気がどのように操作されているか、常に注視しておくことが
今の私たちにとって必要なことです。
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