適者生存
元陸上選手で400メートルハードルの日本記録保持者の
為末大氏のことを書いた記事を読みました。
世界選手権でメダルを2回も獲得した日本陸上競技史上に
間違いなく残る選手です。
成功確率が高い人=チャレンジしていない人という記事です。
言っていることは正しいと思います。
私にも共感できる点と、胸と心が痛い点とがあります。
アスリートは結果主義の世界ですので、より良い結果を
出すためにストイックになるものです。
為末氏が言う
・「結果に潔癖な人は成功しそうな事しかやらない」
これは私にとっては心が痛いです。
塾を立ち上げた時は、ある意味チャレンジ精神だけで
やってきましたが、10年たつと、失敗できない精神の方が
大きいことは否定できません。
(でも自分なりにリスクを取っているつもりではいます)
でも確かに失敗しそうなことは全部回避しているような・・・
ちょっと反省します。
・「失敗の確率が低いものはチャレンジではなくただの実行」
何か責められている気になりますが、言われてみるとその通り
といった感じです。この実行で日々が過ぎていくことに
多少なりとも苦しさを感じてはいますが、「どうしょうもない」
と言い訳している自分にまた自己反省です。
・「チャレンジし続けるという事は失敗するリスクを取り続けるという事」
よく考えてみると、REBT創設者のエリスもそう言っています。
「でも失敗できるのは若いころだけよ」というのはイラショナルビリーフでしょうか。
どうしても責任ある立場になると、不敗戦略をとりたくもなります。
(そもそも、そんなものはないのですがね)
これには、ちょっとした勇気も必要かもしれません。ただし、周囲を巻き込むという
勇気も含みます。巻き込まれる側の同意も必要かもしれません。
・「結果は運だけど、挑戦は選択」
蓋し名言・・・
これは私には言えないかもしれません。私たちは結果を出す、つまり合格するという
ことが最低条件の仕事です。合格者に「運が良かったね」不合格者に「運が悪かったね」
とは言えません。でもそういう要素があることも否定もできません。
こういった点からも、私自身がかなり結果主義に偏っていることは
自覚しています(悪いとは思っていませんが)。
確かに失敗は挑戦の証ですし、失敗の積み重ねが成功への糧になると思います。
私は、いつも言っていますが、世の中は結果がすべてであり、結果だけを
評価するものだと考えています。だから、指導者は、その現実から目をそらさず
無駄に否定せず、選手や生徒が結果を出しやすい環境設定をすることが
指導者として大切なことだと考えています。その意味で結果を追求するには、
為末氏のような考え方も必要だということです。
ただし、やはり個人の性格もありますし、世の全員が為末氏のような
史上稀有なアスリートとしての才能に恵まれているわけではありません。
私(たち)は凡人ですので、(だからといって特別劣るとは言いません)
やはり結果を残した先人の方法を学び、自分なりの方法を築き上げ、
その上で結果をだすための戦略を描き切ることが、道筋として
必要なのではないかと考えています。
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