近年最大級の怒り
アカハラ関連記事が出ていました。
アカハラとはアカデミックハラスメントの略で
主として大学教員が学生に対して権力を背景にした
嫌がらせをすることです。まぁ、いじめです。
教員間でも上下関係などで生じ得るとされます。
当然ですが、本来あってはならないことです。
残念ながら、大学院の世界で最も多いとされています。
しかし、難しい面もあります。もちろん
どこからどこまでがアカハラか?という問題です。
セクハラであれば、不快な思いをした側の主張が
重視されることは理解できますが、アカハラの
場合、かなり厳密なラインが必要です。
最近は大学もハラスメント委員会などが
設置されており、ある程度のラインが設定されて
いますが、今回の記事だけみると、
「授業に関係がない」イベントに、教員が生徒を参加
させたことが発端で、それがアカハラと認定され
処分を受けたということです。
もちろん、詳細は当事者にしかわかりませんが、
授業に関係があるかないかの判断は、良し悪しはともかく
教員がなすべきことです。この裁量が失われてしまうなら
大学教員のオリジナリティが失われてしまうでしょう。
私は、今思えば異常な公教育を小中高と受けてきました。
あえて断言しますが、教育と呼べるものではありませんでした。
大学に入って初めて教育を受けていると認識できて、
感動したのと、今までのは一体何だったんだという
思いがなかなかぬぐい切れませんでした。
だから、私たちの世代から、「皆が塾に行く」時代に
移っていきました。学校教育は質が低いということが
共通認識になっていったのです。
塾はサービス業ですから、
生徒を顧客と考えることに矛盾はありません。
むしろその考えがない塾の方が質が悪いと言えます。
しかし、今や大学までもが、サービス業化しすぎており、
過度なサービスにより、現場を混乱させています。
学生に来て頂く大学を標榜するのは自由ですが、
教育機関である以上、教員の個性も重要です。
学生に質の良い教育を提供することこそが、本来の
サービスであって、おもねることがサービスでは
ありません。当局がそれを勘違いして、学生におもねって
教員のオリジナリティを殺すならば、その大学からは悪循環しか
生まれないでしょう。
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