看護学校社会人入試小論文のコツ
近江八幡市立看護専門学校社会人入試で合格者が出ました。
専願入試なのに、約5倍という高倍率でした。
それだけ社会人の看護学校進学熱は年々高まってきています。
看護学校側も近年は社会人獲得に積極的になってきては
いるのですが、それでも倍率は高くなっています。
今回合格した生徒さんは、当塾出身者からの紹介で当塾に来ました。
その先輩は、看護大に編入し、大学院に進むという高い向上心の持ち主で、
将来は指導的立場に立つのではないかと思える人です。
この先輩と同じ職場で、その高い意識にずっと触れてきたこともあって、
「高倍率でも合格して当然」という自己プレッシャーをかけ続けていました。
半面、「なかなか追いついてこない自分」というプレッシャーも感じており、
精神面で苦労した部分もありました。
しかし、本人が思うほどに能力が低いということはなく、小論文も何回も書き直し、
かなり具体的なデータを小論文に組み込めるところまで持って行くことも
できるようになっていました。面接対策も、例えば集団討論の練習も大学院受験の
人と一緒に討論する中で、根拠に基づいて自分の意見を出せるようになっており、
見劣りは全くありませんでした。
これだけできるようになっていれば、堂々と受験に行けばいいようなものですが、
なかなか自信にはつながらず、自分の良いところがなかなか信じられない
というところとの闘いが続いていたという印象でした。
しかし、実は他人に誇れる実績も結構持っており、例えば、元陸上長距離選手で、
全国レベルでした。駅伝では全国大会まで行っています。
けがでうまく走れなかったことが挫折感としてあるにせよ、十分な実績です。
陸上の話は私も必要以上にできますので、その話をすると、いくらでも
話をしてくれます。そのため、面接でもたくさん使いました。
例えば、自分の特徴や長所を聞かれた場合は、
「我慢強い」「しんどい仕事を苦にしない」「つらいことでも耐えられる」
こんな言葉を用意しました。もちろん根拠は長距離選手だったからです。
こういう得意技があると何にでも応用ができます。そしてそれが
使えると自分で認識できると、それが自信にかわるということもよくあります。
この自信を誇りにして、これから進んで行ってくれることと期待しています。
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