研究にとって思い込みは最大の邪魔者です
京都コムニタスでは医学部学士編入を
扱っていますので、生命科学の先端情報は重要です。
この情報はもちろん最新の研究成果をもとに
発表されているものですから、学会の情報を
信用する以外に、門外漢が情報を得る術はありません。
ところが、最近、日本分子生物学会の会員対象の
アンケート調査で研究者の約1割が所属する研究室内で
研究不正の現場を目撃した経験があり、過半数が
生命科学分野の研究不正を「まれだと思わない」と
答えているという結果が明らかにされたという報道が出ました。
どこに不正が出るかというと、データの改竄や
ねつ造が行われているということになると
思いますが、私はあまりこういったことが
おきているということは考えたことがありませんでした。
文系の研究では、不正がおこるということはあまり想定
されていないと思います。
また不正をしようと考えている研究者も見たことも
聞いたこともありません。
一般に研究をするにはお金がかかりますので、
多くの研究者は、国の科学研究費をとりたいと考えます。
しかし、この研究費獲得に絡む問題が不正を生むことも否めません。
どのような科研費のあり方が良いのかということに
ついて、私は何も言えませんが、不正研究がなされると
結局科研費が国民の不利益につながってしまうわけですから
可能な限り不正防止に努めないといけないはずですが、
あまりその動きがないことが不思議でなりません。
文科省が第三者を入れて調査チームを作り、
本腰を入れて、調査した場合、一体どのような
結果が出るのか、一度審判を受けた方が良いと思うのですが、
不思議と誰もそうはしません。
私などは、文系で、不正などしようもない研究分野で
国民の教養に役立つ分野に、もっと科研費を投入すべきだと
考えるのですが、いかがなものでしょう。
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