話がかみ合わない人

井上博文

井上博文

テーマ:雑感

面接において一番ダメな人は人の話を聞けない人です。
これだけは断言できます。当然と言えば当然です。
話が聞けないと会話にならないからです。

以前も人の話が聞けない人という
テーマで書いたことがありますが、今回は自分の
直接受けた話が中心です。

最近こんなことがありました。久々に怒りがこみ上げてきました。
当塾では、パソコンのセキュリティをある会社に頼んで
そのシステムを入れています。
そこの営業マンに仕事の都合上、私の携帯電話の番号が
通知され、結果的に先方が知ることになりました。
しかし、先日、突然、その会社の社員を名乗る男から
直接電話があり、営業をかけてきました。
私はその人物に会ったことはありません。
「あなたは誰で、誰からその番号を聞いたのか?」
「あなたの会社では、セキュリティの会社なのに
個人情報はそんなに簡単に洩れるのか?」
「あなたの会社の個人情報保護方針では、使用目的以外に
個人情報を用いないと言っているが、見ず知らずの
携帯に営業をかけることが使用目的なのか?」
このようなことを問いました。
「元の担当者から番号を聞いて、かけてしまいました」
との回答。私は
「二度とその番号にかけて欲しくないし、その番号が
無断で使われたということ自体、受け容れられない」
と伝えました。
セキュリティを行う会社がこんなに簡単に他人の
電話を無断で漏らし、本来の使用目的以外の営利行為に
使用したわけです。私はこういったセキュリティ会社とは
付き合いたくはありません。付き合い解消も含めて
連絡をしたのですが、ほぼ無回答。
2日以内に返答を欲しいと言うと、2日たっても無視。
再度こちらから前の営業担当に連絡すると、もう少し時間がが欲しいとの回答。
盆休み期間に会いたいから時間調整をして欲しいとの依頼があり、
時間調整をしていました。ここらで、これ以上荒立てずに
今回は折れようと考えていました。ところが、今度は、
支店長を名乗る男から突然の電話。
「とにかく謝罪がしたい、だから会いたい」
との主張。ここまでの段階で、全く話がかみ合っていないことが
明らかです。わざとなのでしょう。そこで私は
「謝罪など不要、よって、あなたと会う必要はない」
と主張。そもそも私は「謝罪」という行為をあまり好ましく
思っていません。というのも、どうせ「○○の点については」
という但し書きがつくからです。形だけの謝罪をすると、
こういった連中は、それを実績とし、
「あのとき謝罪をした。それを受け入れないのそちら。故にそちらに非がある」
というように話を展開する材料にします。だからこういう連中から
謝罪など受けない方が適切です。

だから、私は
「謝罪をするということは、何か悪いことをしたのか」
と問うと、
「代表(私のこと)を不快にしたのが罪」
との回答。この男、真面目に話をする気がないのかと
そこに不快になりましたが、
「別に不快なわけではないので、謝罪は結構」
と回答。そうすると
「どうしてもお会いできないということでしょうか」
との返答。これを「ねじ曲げ」と言います。私は会わないとは
言ってません。謝罪がいらないと言っているわけです。
ただ、意図的にねじ曲げているのか、口を開けば話が曲がる人物なのかは
わかりませんから、
「会っても意味はないとは思うけれど、そちらの話を聞く用意はある。
ただ、会う以上、こちらも何か成果が必要だし、話が決裂した場合、
そちらも解約の準備をしてきてください」
と伝えると「それはできない」とのこと。
そこで私が、「では、会わなくて結構」と言うと、
「これだけ言っても会ってもらえないということでしょうか」
との回答。私はこの間、生徒を待たせており、
(この時期大行列で、夜中までかかっているのです)
「こんな意味のない話にいつまで付き合わせるのか?」
とさすがに腹がたってきました。
他にもたくさん不愉快な言葉を連発する支店長で、
よくこんな人物が支店長などしているなと
呆れてしまいましたが、それはさておき、
つまり、向こうの言い分だけをまとめてみると、
「携帯の番号を、他の人物に無断で知らせ、引き継ぎもしなかった。
その点については不快にした。その点は謝罪するから、解約してくれるな」
ということのようです。他にも色々言っていましたが
ほとんどが意味不明です。時々、携帯の番号を漏らしたのは
当たり前のごとき主張もしていました。この会社に携帯の番号を
不注意にも言ってしまうと、無断でどこまでも広められる
恐れがありますし、突然、知らない人から携帯に直接営業電話が
かかってくること請け合いです。不幸にもかかわってしまった人には
同情します。
そこで、私の主張は
「私に無断で個人の携帯を見たこともない人に勝手に漏らし、
無断で携帯に営業電話をかけてくるような、セキュリティの会社とは
付き合えない。謝罪も訪問も不要。はやく付き合いを解消したい」
です。さて、どうなるでしょうか。

どちらが正しいのかは、見た人によって変わるかもしれません。
こちらが大人の対応をした方がいいと言う人もいるかもしれません。
それはこれから考えます。
ただ、このように話がかみ合わない人と、長時間話すと
本当に時間を無駄にした感は残ります。この支店長と直に話しても
らちがあかないので、もうちょっと話ができる人を出してくださいと
主張してみたところで今とまっています。この会社の人は、
このコラムを読んでくれているそうですので、話が良い方向に
進展するように手を打てればと願っていることだけは
お伝えしておきましょう。



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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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