どこから勉強すればいいですか?
最新の『文藝春秋』でこのような
特集があり、ちょっと興味をひかれました。
日本人には日本人なりの宗教観や死生観が
あるはずですが、私たちが受けてきた教育
では、全くと言って良いほど無視され、
置き去りにされてきたテーマです。
私の世代で、宗教や死生観について友人と
論議を交わすなんて言うだけで
「変わり者」扱いではないでしょうか。
先の大震災で命について考えさせられた人は
多いと思います。宗教は基本的には
「いかに生きるか」を教えてくれます。
しかし、決してそれだけではなく、一見真逆の
死についても示してくれます
今回の特集のなかで、よく響いたものは
亡くなる数日前の医師と宗教学者の対談です。
その医師はまだ60代前半でしたが、
自らの死を積極的に受け入れ、肯定的な
見方を示していました。この二人の
共通点は日本人特有の考え方とされる
「お迎え」の概念について研究してきたことです。
今の私たちにとって、科学の先端を行く人が
このような概念を研究することに、
なかなか理解は及びませんが、ふと折口信夫と
柳田国男の魂についての討論を思い出しました。
このような議論を私たちは忘れかけているのですが
(あるいはすぐにオカルトになってしまう)
深い知性を身に付けることによって、このような
精神性の議論ができることは非常に重要なことです。
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