予備校選びの時、現地で長時間過ごして観察しましょう
大学の二回生や三回生になると、
将来の進路について考えないと
いけない気になってくると思います。
就職難と言われて久しいですが、
若い人たちからすると、切実な問題です。
私たちが学生のころ、やはり就職難と
言われていました。あるいは氷河期なんていう
言葉もありました。今にしてみれば、ですが、
氷河期というからには、後に氷が溶けることを
想定していたはずです。よもや年々氷が
固くなるとは、当事誰も想像さえしていなかった
のではないかと思います。
しかし、大学産業は、実はいまだに衰え知らずです。
もちろん、個別に見れば様々な問題はありますが、
産業全体を俯瞰してみれば、定員を満たせない大学の
方が少ないし、国公立大学はまだまだ高い人気を
誇ります。一部、統合の動きもありますが、統合すれば
その地域では最高のランクに位置付けられるでしょう。
そういう事情もあってか、国立大の教授は給料が
下がることに猛烈に反発しているようです。
一方で私立大学も強いとされる大学は、学部をまだ
増やす傾向にあります。一時期の資格学校化路線は
終わりつつあります。医師や看護師、臨床心理士の
ようにその資格がないとどうにもならないものは
これからも人気が続くでしょうが、どれとは言えませんが
あまり意味のない資格もたくさんあります。
法科大学院は根本的に見直す時期に来ています。
これらの状況から察するに、大学はまだ成長を考えています。
しかし、大学と企業と異なるところは人材を育成して、
外に出すことにあります。大きすぎる大学は
どんな人材が外に出ているかは全く把握されていません。
逆に小さい大学は、大学が学生の細かいところまで把握しています。
今のところ、大学は大きくなることが成長と考えているようです。
その意味で、大学院受験と編入受験は多大なるチャンスなのです。
例えば学士編入という制度もあります。
一つの大学を卒業して、それから三年次に入るタイプの編入です。
その上で自分の進路と人生を見つめ直す機会と時間をもう一度
得るのです。中途半端に五回生になるよりは意味があると
思います。私は、これからは大学間でもっと活発に
フリーエージェントではありませんが、生徒が行き来する
ことが望ましいと考えています。
やる気と向上心さえあれば、二つ以上の大学や大学院を経験することは
全く可能ですし、様々なスキルを高めることが可能です。
考慮する価値はあります。
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