適者生存
先日国王夫妻が来日して話題になったブータンは
国民幸福度が高いそうです。一方で市長選挙で
話題になった大阪市は幸福度が低いそうです。
何がそんなに違うのかを考えてみる必要は
ありそうです。私は日本に暮らしていて、それほど
自分を不幸だと思ったことはありません。だからといって
幸せに感じて日々暮らしているかというと、
そうでもありません。つまり、幸福=不幸でない
というわけではないようです。そうすると、次のような
分類ができそうです。すなわち①幸福②不幸でない
③幸福でない④不幸、とこのようになるでしょう。
つまるところ、幸福度は、①④ではなく、②③が
①④のどちらに寄るかによって決まってくるということです。
そしてどこの国でも共通するのは、自分だけが不幸と感じる人は
一定数いるということです。どちらかというと、
自分を幸福にする人より、不幸にする人の方が多いのでは
ないかと思います。例えば経済的に恵まれていても
不幸な人はたくさんいます。誰もが羨む生活をしていても、
実は不幸を感じている人も多いでしょう。
できれば②と感じる人が多いことが望ましいと思われます。
要するに現状の捉え方がポイントになるということです。
今おかれた状況を幸福と感じるか、不幸と感じるかは
その人が作り出した世界であるので、その人の考え方次第
ということになります。
経済的に恵まれていても、人間の欲求は尽きることは
ありませんから、次々とあらたな欲求を出します。
そして、その欲求が自分だけが満たされなければ
自分だけが不幸だと感じるわけです。
つまり、幸福度が高い人々は、欲求のメカニズムを
知識として知っている人々であり、②を理解しており、
不要な欲求をしない人々と言えると思います。
「真の幸福」「真の不幸」こんなもんはありはしないのです。
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