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井上博文

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井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

不謹慎のボーダー

2011年3月17日 公開 / 2014年2月2日更新

テーマ:雑感

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育


こんなブログを読みました。
http://ameblo.jp/ochimasato/day-20110314.html

不謹慎のボーダーについて作者の悩みに近い思いが
書かれています。同じような思い出ブログやツイッターを
書いている人も多いのではないかと共感しました。
現在のような誰しもが情報発信者になる時代、
私はこのコラムでもツイッターの危険性について触れた
ことはありますが、発言には以前にもまして気をつかわ
ねばならない時代になったと思います。
それでも私はテレビメディアよりは、ブログなどの
メディアの方が可能性を感じています。テレビメディアは
都合の良い(悪い)部分を編集してより効果的に演出
して、大衆に情報伝達します。それを見た個人は、
人にもよるでしょうが、深く検証することなく、大衆の
「言葉の定義」も作り上げてしまいます。
報道ステーションの司会者が「悪いやつ」「隠蔽体質」と
定義すれば、それが多くの人の中の定義になってしまう
ことは大変危険です。こういう極限状況のときこそ、
テレビメディアは慎重に情報を出さねばならないはずなのに
相も変わらず、編集して、その部分だけの揚げ足とりを
したりしています。ヒマなのでしょうか?
例えば東京都知事の発言にしてみても、言葉尻だけを
捕まえて、不謹慎と断じている時ではないと思います。
東京都は率先してお金を出すと言ったことに対する
評価はせずに、「天罰」と言った発言の一部だけを
取り上げるのです。メディアは視聴者が見たいであろう
情報を出すのが基本です。そうすると、今、被災者が
見たい情報は「天罰」発言か?東京都の資金援助か?
わざわざ編集してまで被災者を傷つけているのは
東京都知事ではなく、メディアであることをメディア
自身が認識しなければなりません。こんな大惨事に
なっているのに、内閣が危機管理能力がないといった
情報も出しますが、今はそんな時か?
そんなヒマがあったら、水や防寒具を持って、被災者の
ところに行き、何が必要かを流し続ける方がよほど
被災者のためにならないか?
誰が考えても分かることです。不謹慎の定義を勝手に
メディアが決めること自体、メディアこそが不謹慎なのです。
こんな時こそ是非、慎んで欲しいと願います。


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