言論の自由、発言の自由、解釈の自由
京都ではもうすぐ五山の送り火ですが、私はだいたい
この時期楽しみにしているのが下鴨神社の古本市です。
といっても、5月にもほぼ毎年行っていますが、この夏の
古本市はまた趣きが異なり、本当によい雰囲気です。
その最終日が送り火の日なのですが、この送り火は
お盆の行事の一つのようです。
お盆の起源というのはあまり明確ではなく、儀式も
それほど固定されていません。
文献的に典拠となっているのは『仏説盂蘭盆経』
というインド成立が疑われている経典が主ですが、
この「盂蘭盆」が何なのかという論争には
実は決着はついていません。
今ではイラン語説まで出てきており、やや混乱している感もあります。
一般的には経典を忠実に読めば、
私たちがよく知るあの器物の「お盆」ではないのか
という説が有力です。私もそう思います。
ただし、「盂蘭盆会」という儀式としては中国に
さかのぼることはできそうです。
しかし、送り火とお盆は、日本で、江戸時代には
定着していたようで、先祖供養をする習慣として
受け継がれてきたようです。
このようなある種厳かな、そして閑かな雰囲気を
肌で感じることのできる古本市は
私にとっては「夏の京都」を味わうことのできる場です。
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