50%強の日本企業の売上は1億円にも達していない―新型コロナ禍で露呈した「日本経済の脆弱性」について考える―Ⅶ
[みんなの機動力のお陰で・・・]
テレワーク、リモートワークのグッズがなかなか手に入らない、ということが判明したとき
「そうか!考えてみれば、これらを駆使した業務手法に切り替えてくる事業所がいくらでも出てくるのだから、早めに手配していなければならなかったんだ!」
と思い知らされました。
とはいえ、基本的にはある程度の機材は揃っていましたので、これにどれくらい加えるかの問題です。
最低限必要な数を割り出して、手分けして探すことにしました。
こういった機材に一番詳しい職員のところへ、直接売り場の現場から機能や価格などが適正か、画像を含めた情報が集まるようウエブ上にグループを作って各自が動くことにしたのです。
こんな風にみんなで工夫した機動性のおかげで、ある程度の機材は確保することができました。
さらに不足分があったときは、もっとみんなで手分けして当たるつもりです。
危機には危機に際しての考え方や、動き方というのがあると思います。
これほどの大きな危機状況に襲われるとは誰しも予測できるわけではありません。
したがって、このレベルの危機に対しての危機管理能力がもともとなかったとしても責められるものではないと思います。
ここで問われるのは、落ち着いて危機状況のレベルを見極め、どう対処するか適切な判断ができるかどうかだと思います。
そして、対処のための行動がすぐ起こせるか、それが組織的な動きになっているか、といったことだと思っています。
幸い、私の事務所では私が細々とした指示を与えなくても、各人が判断して動いてくれています。
今こうして動いているのは、お客様への業務が滞ることのないようにというのが大きな目的です。
その業務には今回の危機に対しての対策も含まれていますので、今後も支援情報等について、いろいろとお問い合わせくださるようお願いします。
道具がなかなか手に入らない!!
おしまい