地方商店街 衰退の原因
[悪い方の典型的なパターンは・・]
旧態依然としたビジネス観が根強く残っている田舎の状況・・・
基本的には今でもこの意識の構造は変わっていないのです。
この「意識」が変わらないと、どういうことになるか。
中小企業を支援する立場から言えば、基本的な流れは次のようになります。
・昭和に商売を始めた創業者は強烈な成功体験を持っている。
・平成に入ってビジネスの価値観がガラリと変わったにもかかわらず成功を体験した当時の意識を変えられないでいる。
・かつて、あれほどうまくいった商売が、頭打ちどころか下降の一途をたどっている。
・21世紀に入り、いよいよ世代交代の時期に入った。
・後継者は基本的に先代の教えを学んでいるために現代のビジネス観に合わせられないでいる。
・にもかかわらず、後継者は学ぶべき対象を発見できずにいる。
・更に、積極的に学ぼうという意識にも欠けている。
・時に新しいチャレンジを行なおうとしても、昔に比べて経営環境が厳しい(人口減、購買力の低下等)上に、先代の理解を得られないために挫折することが多い。
・後継者は意欲を失い、惰性で商売を続けるのみとなる。
・資金繰りの悪化、その他様々なマイナス要因により廃業を迎える。
悪い方の典型的なパターンをたどっていけば、おおむね上記のような流れになるのではないでしょうか。
これらの項目について、詳しく考察していきたいと思います。
街の繁栄は昔日のものに・・・・
つづく