- お電話での
お問い合わせ - 099-472-0620
コラム
相談は判断に迷っているとき?― 相談するという愚 ―Ⅰ
2018年6月25日
[自分で最終ジャッジをしなければならないときに迷うのが人間]
何か事を起こすにおいて、誰かに「相談」するというのは普通に行われている行為です。
むしろ、しない人の方が少数派でしょう。
それでは「相談」はいかなる時に行なわれるのでしょうか。
それは何といっても「事前の知識や情報が不足しているとき」というケースが想定されます。
それを補うため、より深い理解を得るために行なわれる行為が相談であろう、と考えられるのです。
グズグズと思い悩んだり、時間をかけてやたら調べたりしているよりは、経験者や専門家に相談する方が一発回答、極めてショートカットで済むからにほかなりません。
「相談」というよりはヒアリング、レクチャーといった方が当たっていると思いますが、これも「相談」の一つと言っていいのでしょう。
また「相談」という形を借りて、ひたすら「聞いてもらいたかった」症候群、というケースもあります。
「相談」という場を設けて溜まっていた思いや不満などを吐き出すのです。
本人は「ああ、すっきりした。」と思っているかも知れませんが、「相談」と称して付き合わされた方は、結構ストレスになっているかも知れません。
これを「相談」と称しているケースも世の中には多いと思います。
こう考えてくると、本当の意味での「相談」というのは「判断に迷っているとき」というのが一番多いのかも知れません。
誰かにジャッジを仰ぎたい、背中を押して欲しい、というときに「相談」という行為が行われるのです。
人は、自分で最終ジャッジをしなければならないとき迷いに迷う動物です。
未知のことに対して自信満々の人など、ほとんどあり得ないと言っていいでしょう。
まだ実行も実現していないのだから当たり前といえば当たり前のはなしです。
しかしながら、このケースの「相談」というのは結構曲者(くせもの)なのです。
かえって「相談」しなかった方がよかったじゃないか、という例は枚挙にいとまがないからです。
この水のようにスッキリとはいきませんなあ・・・・
つづく
関連するコラム
- 男子のディズニーランド―男の楽しみ、今と昔― 2017-12-13
- 笑いのツボっていろいろだよね―ジェネレーションによって違う「何が可笑しいのか・・・」―Ⅲ(終り) 2017-07-15
- 笑いのツボっていろいろだよね―ジェネレーションによって違う「何が可笑しいのか・・・」―Ⅰ 2017-07-13
- 笑いのツボっていろいろだよね―ジェネレーションによって違う「何が可笑しいのか・・・」―Ⅱ 2017-07-14
- 若者から見た「ズレ」への共感について―現代日本の様々な矛盾点を考えてみる―Ⅶ 2017-09-26
コラムのテーマ一覧
- どーでもいいけど面白かったエピソード
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- どーでもいい話
- 危機管理について
- 専門性について考える
- 地方再生と地域活性化について考える
- ビジネスモデルについて考える
- 事業承継、後継者問題
- 新しい技術、時代について考える
- 業界について考える
- 歴史について考える
- 世代による考え方、行動の違いを考察する
- リーダーシップについて考える
- 日本の文化について考える
- 自分を振り返る
- 経営について考える
- 販売促進戦略
- 経営計画を考える
- コンサルティングについて考える
- 専門性を考える
- 新規事業(起業も含む)について考える
- ファッションについて考える
- 経済問題
- 人生を考える
- 社会問題
- 中小企業経営を考える
- 経営助言
- 経営革新支援
- マーケティング
カテゴリから記事を探す
海江田博士プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。