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コラム
鈍感力のすすめ―空気を読んでばかりでは前に進めない―Ⅰ
2018年3月19日
[度胸オンリーのブロークンイングリッシュ]
出川哲郎・・・お笑い芸人だか役者だかよくわからないタレントです。
甲高い声で周りの空気などおかまないなく騒ぎまくるので、どちらかというと、昔は嫌われ役、滑る役目の多いタレントでした。
その出川哲郎が、外国で道を尋ねる番組をやっています。
小さな子供の「初めてのお使い」によく似た趣旨の企画です。
まるで英語の出来ない出川に「どこどこまで行くように」とか「○○を買ってくるように」という課題を与え、そうすると彼は、ミッション達成のために委細構わず道行く人を捕まえて聞きまくるのです。
そのときのたどたどしい英語が可笑しくて思わず笑ってしまう、という趣旨の番組です。
この番組、結構評判になって人気も出てきたので、ご存知の方も多いかも知れません。
彼なりに相手に通じるかも知れないと想定される英単語を並べるのですが、英語力が極端に低いために、聞かれた相手は出川が何をしたいのかなかなか理解できません。
普通の日本人だったら、ここでめげるか、声がだんだん小さくなるかなのでしょうが、出川はそのでたらめな英語で押し通すのです。
そうすると、不思議なことにそのうちに何となく相手にも通じてきます。
そうやって出川は次々とミッションをクリアしていくのです。
一方、一緒に出演している帰国子女の女性タレントは、出川と同じミッションを達成すべく、流暢な英語で道行く人に話しかけるのですが、大抵拒絶されます。
しょぼんとしている彼女を尻目に、出川は、半ば強引にブロークンな英語でなんとか言いたいことを通じさせていくところが実に面白いのです。
出川はその女性タレントに
「俺から見るとさあ、なんか及び腰できれいな英語なんか使ってるから相手にされないんだよ。聞きたいことがあったらガンガン行かなくっちゃ。」
と、まったくの上から目線で説教していました。
まるで英語の出来ない出川にそんな風に言われて、その女性タレントは
「ああ癪に障る。あの人にだけは言われたくない!」
と、悔しがることしきりなのですが、事実なので仕方がありません。
女性タレントに説教する出川哲郎
つづく
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