- お電話での
お問い合わせ - 099-472-0620
コラム
記帳代行専門業の出現―税理士の仕事ってなんだろう?―Ⅵ
2018年3月1日
[市場ニーズは新たな供給を生み出す]
「記帳代行」・・・・誰かやってくれないかな・・・・
需要は、新たな供給を世の中に生み出します。
このようなニーズを背景に、世の中に登場したのが「記帳代行」を専門にこなす請負集団です。
彼らは簿記会計の専門的な知識はなくてもコンピュータ操作には長けていました。
まず、とにもかくにも会計のルールに則ったシステムをなんとかして作り上げてしまえば、あとはコンピュータが自動的に処理してくれることになります。
しかも、コンピュータによる処理は「瞬時大量に」が可能なのです。
この「瞬時大量に」という特質は何をもたらしたでしょうか。
それは極めて安価に会計データが処理できるという世界を出現させたのです。
まあこれは、ご存知の方も多いと思いますが、いろいろある中で、会計事務所の最大の弱点は、
「営業力が弱い」
ということに尽きます。
私の目から見れば、営業力に関しては「弱い」というよりほとんど存在しないといってもいいくらいです。
記帳代行専門集団は、この点も真逆でありました。
開発力と営業力に優れている彼らは、こういった企業力を背景にして、新たな「記帳代行市場」の開拓を図ったのであります。
彼らによって、この市場がどこまで開拓されているのか統計的な数字などよくわかりませんいが、一定のシェアを占めていることは間違いないところでしょう。
それよりも何よりも、この手の事業の出現によって「記帳代行業務」の価格破壊のきっかけになったことは、まぎれもない事実なのです。
新たなノウハウ集団。ヒルズ族?
つづく
関連するコラム
- 世の中の業界のあり方について根本から考える―我々税理士の世界はどうなのだろうか?―Ⅱ 2017-11-08
- 世の中の業界のあり方について根本から考える―我々税理士の世界はどうなのだろうか?―Ⅰ 2017-11-07
- 世の中の業界のあり方について根本から考える―我々税理士の世界はどうなのだろうか?―Ⅳ 2017-11-10
- 世の中の業界のあり方について根本から考える―我々税理士の世界はどうなのだろうか?―Ⅲ 2017-11-09
- 我々税理士はどうなのか?―業界のあり方について考える― 2017-11-15
コラムのテーマ一覧
- どーでもいいけど面白かったエピソード
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- どーでもいい話
- 危機管理について
- 専門性について考える
- 地方再生と地域活性化について考える
- ビジネスモデルについて考える
- 事業承継、後継者問題
- 新しい技術、時代について考える
- 業界について考える
- 歴史について考える
- 世代による考え方、行動の違いを考察する
- リーダーシップについて考える
- 日本の文化について考える
- 自分を振り返る
- 経営について考える
- 販売促進戦略
- 経営計画を考える
- コンサルティングについて考える
- 専門性を考える
- 新規事業(起業も含む)について考える
- ファッションについて考える
- 経済問題
- 人生を考える
- 社会問題
- 中小企業経営を考える
- 経営助言
- 経営革新支援
- マーケティング
カテゴリから記事を探す
海江田博士プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。