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コラム
伝統の破壊と再生―日本酒の挑戦―Ⅳ
2018年2月12日
経営革新を推し進める際には、自社内部の改革に着手するだけではなく、その時代の外部環境にも目を配る必要があります。
外部環境が極端に変化した場合、企業内部の改革だけでは対応しきれないからです。
そういった時代の変化について次のように述べられています。
― 桜井氏は
「日本酒が売れなくなったのは、日本酒に求める機能が変わっていたにもかかわらず、酒蔵がそれに対応してこなかったからです。」
と言う。
これは一つには、酔いつぶれるまで酒を飲むといった飲酒の習慣が廃れたということがある。
「以前と同じように量を飲んでもらうことを前提とした経営では生き残れません。ほろ酔いでも楽しめる酒を造ろう。そう思って挑戦したのが「獺祭」です。」 ―
我々が学生時代(昭和27年生まれ)アルコールを口にするときは、へべれけになるまでのみ続ける、というのが通り相場だったような気がします。
その後社会人になっても、若いうちは、同僚と飲むときも先輩におごってもらう時も、品よく嗜むといった飲み方はまずありえなかったのです。
しかし、そういった飲酒事情はだいぶ変わったようです。
暴飲といった行為を今の若い人たちは好まないようでもあります。
まあ現象としては、ある意味健全なことなので、悪い話ではないのですが、酒を提供する側からは「量が捌けない」という問題が出てくるのです。
ここにおいても「質への転換」という課題の解決が求められるのです。
まあ、お酒の席は何かと楽しい訳ですが・・・
つづく
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