販売促進について考える―まだまだ手薄な地方企業における販売促進戦略事情―Ⅱ
「商売」というものを、最もシンプルに表現すれば
「商売或いはビジネスというのは、取り扱っている商品やサービスがそれを欲しいと思っている人に届いて、その対価(普通は金銭)を回収することである。」
ということになります。
ということは、まずこちら側に何らかの「商材」があって、その「商材」がそれを欲しいと思っている人即ち「市場」に届かなければなりません。
この欲しいと思っている人(市場)が勝手にこちらの「商材」を探してくれて、或いは指名して購入してくれればこんな楽なことはない、と言えるでしょう。
商売がいつもそうであればいいのになあ、と誰もが思うのでしょうが、普通はそうはいきません。
いつもいつも「市場」の方からこちらにアプローチしてくれるとは限らないのが商売といってもいいでしょう。
というより、むしろアプローチしてくれないことの方が多い、と思った方が無難です。
そこで「商材」と「市場」をつなぐものとして「営業」が必要となります。
つまり、「商売」というのは
「人々が欲しくなるような良質な商品をそろえて、それをきちんとした営業で的確に売り込んでいくこと。」
ということになるのです。
つづく