スタイリスト、「服育」の勧めⅡ
とりあえず中小企業の場合、
「マーケティングとはこれこれこういうプロセスを踏んで考えていくものである。」
ということを、まず心得てもらわなければならない、と思います。
まずはそのレベルなのです。
そういった学習を行なう場合には、この「100円のコーラを1000円で売る方法」に登場するような大企業をサンプルにしてもかまわないと思います。
しかし、繰り返し述べていますように、大企業で行なわれているマーケティング手法を中小企業向けに置き換えて直接解説した論説にはいまだお目にかかったことがありません。
つまり、中小企業との接点を親切に意識した解説本などあまり見たことがないのです。
実際には「置き換える」というよりは、中小企業向け、オリジナルのマーケティングノウハウを解説した本が必要なのですが・・・
そういった背景があるために、そんな分野について自ら学習し実践している中小企業など、実際には非常に少ないと言わざるを得ないのです。
こういった事情によって
「マーケティングなどというのは大企業特有の手法だろう。」
という考え方になってしまうのです。
したがって、中小企業がその一連の業務においてマーケティングを充分に意識して事業計画を作っていくなどというのは、かなり珍しい現象ではないかと思われるのです。
つづく
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