スタイリスト、「服育」の勧めⅡ
4、販売促進の抜本的な改革をすること。
「製品が顧客の手に届くまでの全プロセス」の中でもとりわけ「販売促進」については「見直し」というレベルではなく「改革」しかも「抜本的な」改革をしなければなりません。
これは一体どういうことでしょうか。
景気後退期において顧客は、当然のこととして勢いで散在するといった消費行動はあまりとらなくなります。
消費に関して慎重になり、商材やサービスの効能、内容を吟味するようになると考えられます。
そうなれば、例えば広告宣伝においても単なるイメージ広告ではなく、その商材を手にしたときの具体的な効能、お得感などが伝わらなければなりません。
その商材の持つ特徴が、より分かり易く遡及されなければならないのです。
また、個々の消費者にとって必要とされるものがかなり絞り込まれて選択、購入されるので、広告宣伝などもターゲットをより絞り込んでピンポイントを狙ったものにならざるを得ません。
つまり、販売促進は提供する商材の特徴をより鮮明にし、その特徴を支持するであろうターゲットをできるだけ絞り込んで的確な企画を打ち込んでいく必要性があるのです。
おしまい